当ブログ記事では技術士機械部門のおすすめの参考書についてピックアップしています。
技術士機械部門おすすめ参考書
専門科目の勉強を始めたいけど、どんな参考書を買えばいいか知りたい。
大学時代の教科書を見ても全然理解できない。
ネットにはたくさんあるけど、どれを買えばいいだろうか。
そのような思いを抱いている人も多いのではないかと思います。
この記事を書いている私は独学で技術士一次試験、二次試験(筆記、口頭)をすべてストレート合格した現役の技術士(機械部門)です。
わたしの受験結果はこちらのブログ記事で写真付きで公開しています。
→ 技術士試験結果と合否通知【実際の成績通知書と合格証を公開】
私が機械部門の受験に際して、実際に購入し、使用した感想レビューも含めて紹介します。
参考書を選定する時のアドバイスと注意点
参考書選びについてのアドバイスと注意点はこちらです。
- なるべく人気のあるものを買う
- 無難な出版社の参考書
- 重版が続いている参考書
- 口コミ情報に極端に悪い情報が無いか確認する
- 購入前に対象の受験年度、最新版かどうかを確認する
人気のある参考書は、おおよそ無難で必要な内容がもれなく書かれています。
聞いたことのある出版社であれば内容や構成に対するチェックもありますし、人気があるから重版されていると言えます。
Amazonで上位にくるものの方が間違いが無いと思います。
当ブログ記事でピックアップしている参考書も基本的にAmazonで上位のものです。
購入前には必ず対象の受験年度を確認し、重版されているものは最新版を購入しましょう。
これら購入時のアドバイスについてはこちらのブログ記事で詳しく説明しています。
→【技術士の参考書】購入時の注意点と一次試験・二次試験おすすめ紹介
参考書をAmazonで購入するならAmazonチャージで現金チャージすると最大2.5%ポイント還元されます。チャージ金額を高くすれば付与されるポイント額も大きくなるので日用品・消耗品も一緒に購入するとお得です。日常的にAmazonを使う人はチェックしましょう。
→Amazonでお得に買う方法【購入前に使えるか必ずチェックしよう】
一次試験 機械部門 おすすめ参考書
機械部門の一次試験、専門科目対策の参考書です。
基礎・適性科目については全部門共通なので、こちらで紹介しています。
→ 技術士一次試験 基礎・適性科目おすすめ参考書【1冊でOK】
基礎・適性科目について比較的安価な通信教育もあるので参考に。
→ 技術士一次試験おすすめの通信教育【学習ペース維持が不安な人へ】
技術士第一次試験 機械部門 専門科目過去問題 解答と解説
こちらの参考書は過去問の重要な問題について解答と解説が付いています。
技術士試験の過去問は日本技術士会ホームページからダウンロードできるのですが、Webサイトからダウンロードできるのは試験問題と解答だけで解説がありません。
そのため今回紹介するような解答・解説付き参考書を購入しておかないと、過去問を解いた時に解説で学習することができません。
効率よく学習するために必ず1冊は事前に購入しておきましょう。
この参考書は昔から長く続いているシリーズで信頼性があり第8版となっています。
ちなみに私が2014年に購入したのは第5版です(2012年に出版されたもの)。
出版社は理系本でお馴染みの日刊工業新聞社。
受験傾向対策や体験談も掲載されていて、少し息抜きするときの読み物としても興味深いです。
著者は一人ではなく機械部門の技術士がグループになって各科目をそれぞれの専門の技術士が分担で執筆しています。
そのためそれぞれの問題についての解説がとてもわかり易く、おすすめです。
ちなみに私は一次試験でこの参考書の印象がとてもよかったので、二次試験の参考書もこの著者、出版社の参考書を購入しています。
技術士第一次試験 機械部門 合格への厳選100問
こちらは過去問の中から重要な問題を100問厳選して解答・解説されている参考書です。
学習を開始した段階だと
「どの問題が重要なのか」
「どんな問題がよく出題されるのか」
といったことが、まだ肌感覚で捉えることができていない状態と思います。
私は自力で過去問を分析してノートにまとめたのですが、これも結構時間が掛かりました。
→ 技術士一次試験の学習範囲と重点分野は過去問で狙いを定めよう
よって時間を買うと考えて効率化するのがおすすめです。
やはり参考書だけだと不安 そんな人は通信教育がおすすめ
ここまで参考書を紹介してきましたが、
「自分の学習ペースを維持できるか心配なので通信教育でペースを掴みたい」
「やはり参考書だけだと不安なので通信教育も検討したい」
そんな思いや不安を抱いている人もいると思います。
そんな人にはJTEXの通信教育がおすすめです。
このJTEXの通信教育は基礎・適性科目だけでなく、機械の専門科目も一緒になっているコースがあって安価でおすすめです。
参考書だけでは不安な人はまずこちらの通信教育を並行して進めることをおすすめします。
詳細はこちらのブログ記事にて紹介していますので検討してみてください。
→ 技術士一次試験おすすめの通信教育【学習ペース維持が不安な人へ】
機械部門の勉強には教科書が必須
機械部門の専門科目の勉強は過去問がとても重要です。
一方で過去問と参考書だけだと知識が断片的になってしまい繋がりがわからず、理解が深まりません。
また過去問や参考書の解説を見ていると自分の理解していない学問分野、弱点がわかってきます。
そんなときに各学問分野について体系的に、包括的に理解するためにも教科書が必要です。
既に学生時代の教科書を処分してしまった人は新たに各学習分野の教科書を購入しましょう。
機械部門の人は材料力学、熱力学、機械力学、流体力学の4力学の教科書が揃っていれば大丈夫です(苦手な部門は事前に購入しておきましょう)。
教科書や参考書をまとめ買いすると費用が気になります。Amazonチャージで現金をチャージすればポイントが付与され、チャージ金額が高くなるとポイント付与額が最大2.5%と大きいです。日常的にAmazonを使う人はこちらのブログ記事もチェックしてください。
→Amazonでお得に買う方法【購入前に使えるか必ずチェックしよう】
教科書のおすすめ【JSMEテキストシリーズ】
大学で購入した教科書ってわかりにくくないですか?
わたしは大学時代に授業が理解できなかったのは教科書のせいでもあると思っています。
(もちろん主要因は自分の能力です、、)
わたしが購入した教科書JSMEテキストシリーズについて一言で説明すると、
価格が安く、見やすくて、使い勝手が良くてわかり易いです。
”このテキストのいいところ”なのですが、たくさんあるので評価項目別に表にしてみました。
評価項目 | 一般的な学術系の教科書 | JSMEテキストシリーズ |
---|---|---|
価格 | 3000円程度 | 2000円程度と手頃、複数冊の購入に助かる |
見やすさ | A5判と小さいものが多く、字が詰まって小さく読みにくい | A4判と大きいため文字が見やすく、図や絵がたくさん使われて感覚的に見やすい |
使いやすさ | ハードカバーで重い。手で押さえないと見開き状態が維持できない。 | ソフトカバー(厚紙の表紙)で、表紙も折り目がつけられる。勉強時に見開き状態にしやすく、ストレスが少ない。ノートと同じ大きさなので扱いやすい。 |
わかり易さ | 学術的で難解な表現が多く、意味がわかりにくい | 三色刷りでカラフルな印象、図や絵が多く感覚的にわかり易く、初学者にとって馴染みやすい |
あらためてこの教科書について言うと、
「価格が安く、見やすくて、使い勝手が良くてわかり易い」です。
わたしは大学時代の教科書が熱力学と流体力学を紛失していたため、2冊購入しました。
「学習効率を考えると教科書すべて買い揃えればよかった、、」というのが実感です。
大学時代の材料力学の教科書が難解で理解できず、図書館に行ったり、ネット調べたり、、。
図書館にある教科書も大学時代の教科書と同じように学術的でわかりにくいんですよね。
理解するのに時間と根気がかかってしまい、貴重な時間とやる気を浪費しました。
最初にわかり易い教科書を揃えておけば時間を有効に使えたと後悔しています。
注意点としては大きさがA4判なので、A5判が好みの人は気をつけましょう。
一次試験の対策と勉強方法
技術士一次試験の対策としてやるべきこと、必要なことをこちらのブログ記事に網羅してまとめています。
勉強方法について部門共通で総括してこちらにまとめています。
基礎・適性・専門科目別に勉強方法を説明しているのでじっくり読んでみてください。
二次試験 機械部門 おすすめ参考書
機械部門の二次試験の参考書です。
こちらの勉強目的別に2種類を購入すると効率的です。
- キーワード学習ができる参考書
- 論文の展開方法や試験問題と解答論文の解説が網羅的に記載されている参考書
論文の書き方や勉強方法について、部門共通の参考書をこちらでピックアップしています。二次試験の勉強が不安な人はチェックしてみてください。
→【部門共通】二次試験の筆記論文の書き方と勉強方法おすすめの参考書
技術士第二次試験 機械部門 完全対策&キーワード100
こちらは私が実際に二次試験対策として購入・使用した参考書で、キーワード学習におすすめです。
この参考書は二次試験の学習に必要な項目について網羅的に書かれています。
シリーズが長く続いていて現在は第5版となっており2020年に出版されています。
ちなみに私が2014年に購入したのは第3版です(2012年に出版されたもの)。
出版社は理系本でお馴染みの日刊工業新聞社。
記述試験の傾向対策や体験談も掲載されていて、少し息抜きするときの読み物としても興味深いです。
著者は一人ではなく機械部門の技術士がグループになって各科目をそれぞれの専門の技術士が分担で執筆しています。
そのためそれぞれの問題についての解説がとてもわかり易く、おすすめです。
私は一次試験でこの参考書の印象がとてもよかったので、二次試験の参考書もこの著者、出版社の参考書を購入しました。
技術士第二次試験 機械部門 過去問題 論文試験たっぷり100問
こちらは筆記試験(論文試験)の過去問練習と答え合わせ・解説を見て学習することができます。
一次試験と同様に日本技術士会Webサイトから過去問をダウンロードできるのですが、ダウンロードした過去問には解答や解説がありません。
解答、解説付き参考書を購入して練習しておかないと答え合わせできないので、必ず1冊は事前に購入しておきましょう。
特に筆記試験に慣れていない学習初期の段階では、論旨展開の順番や流れが身に付いておらず「自分なりの型」が定まっていない状態です。
この状態で筆記試験の練習を重ねても書くたびに毎回違う論旨展開・流れになってしまい、練習の効率が悪くなってしまいます。
最初は解答・解説を見ながら練習して、論文の書き方の「自分の型」を定めていくことをおすすめします。
論文添削がある通信教育も選択肢に
「参考書ではなく通信講座を受講したい」
「論文の添削してもらわないと自分の書いた内容が不安」
そんな思いや不安を抱いている人もいると思います。
参考書だけでは不安な人は通信教育も選択肢に入れて検討しましょう。
二次試験のおすすめ通信講座についてこちらでブログ記事にまとめています。
→ 技術士二次試験おすすめ通信講座2つを比較【コスト重視か添削回数か】
二次試験の対策として、自分の書いた論文を第三者に見てもらい客観的な意見をもらう事によって効率よくレベルアップすることができます。
参考書だけだと不安に感じる人は早めに通信講座の活用も検討に入れましょう。
一方で通信講座は費用が高額なので、費用の安さを重視にするか、それとも添削回数を重視するかという視点で見ると判断しやすいです。
二次試験の対策と勉強方法
技術士二次試験の対策と勉強方法について部門共通で総括してこちらのブログ記事にまとめています。
製造基盤白書(ものづくり白書)で最新の情勢を把握しておこう
白書について聞いたことがあるでしょうか?
わたしは技術士の勉強で初めて実際の白書を見ました。
白書とは日本の中央省庁が発行する刊行物で、経済や社会の動向、現状の分析や見通し、政策の方向性などを読み取ることができます。
各省庁から様々な分野の白書が発行されていますが、技術士部門に関係する分野の白書に目を通しておくことで、その分野の抱える課題や方向性を知ることができます。
二次試験の過去問においても例年、白書から現状の日本の抱える課題として出題されています。(日本の技術士としてどう思うか、どう考えるか問われます)
機械部門の場合、製造基盤白書(ものづくり白書)が該当します。
ものづくり白書は経済産業省のWebサイトで最新版が無料で公開されているので動向をチェックしておきましょう。
PDFでダウンロード可能なのでタブレットに入れておくと見やすいです。
Amazonでも販売されているので冊子として持っておきたい人は購入してもいいと思います。
個人の合格体験談や受験ノウハウをたくさん見たいならKindle本がおすすめ
電子書籍のAmazon Kindleを探してみると個人出版の参考書が見つかります。
すべての中身を確認できていないので何とも言えませんが(スミマセン)、購入する時は「出版社を通していない本」であることを念頭において完成度や内容に期待し過ぎない方が無難です。
電子書籍で値段も通常の書籍よりも安価なので、もしも購入するなら”割り切った上で”購入しましょう(移動時間など空いた時にスマホで読む”読みもの”のようなイメージ)。
Kindle Unlimited は月定額で読み放題のサービスで、無料体験や初月キャンペーンなどもあるのでおすすめです。
技術士の受験体験談や個人の受験ノウハウ本などもUnlimitedでたくさん見つかるので、1~2か月でそれらを読み倒してもいいでしょう。
売れ筋の一般書籍も読み放題の対象になっていたりするので受験勉強の邪魔にならないように注意が必要です(冗談抜きで時間を決めないとずっと読んでしまいます、、)。
まとめ 参考書を選ぶ時間は短い方がいい
おすすめ参考書・書籍の紹介は以上です。
手当たり次第に購入するのもお金の無駄ですが、ケチり過ぎても時間を無駄にします。
購入する参考書選びに時間をかけるのも時間の無駄です。
なるべく早く購入して学習を始めましょう。
今回の私のおすすめで足りないところを自分で買い足すイメージが良いかと思います。
お薦めはネットで参考書を購入して、到着するまでの2~3日の間に過去問分析やノートの作成に取り掛かるのが時間効率が良くておすすめです。
それではロケットスタートで頑張ってください!!
応援してます!
教科書や参考書をまとめ買いすると費用が気になります。Amazonチャージで現金をチャージすればポイントが付与され、チャージ金額が高くなるとポイント付与額が最大2.5%と大きいです。日常的にAmazonを使う人はこちらのブログ記事もチェックしてください。
→Amazonでお得に買う方法【購入前に使えるか必ずチェックしよう】
一次試験機械部門 おすすめ参考書
基礎・適性科目については全部門共通なので、こちらで紹介しています。
→ 技術士一次試験 基礎・適性科目おすすめ参考書【1冊でOK】
基礎・適性科目について比較的安価な通信教育もあるので参考に。
→ 技術士一次試験おすすめの通信教育【学習ペース維持が不安な人へ】
機械部門の勉強におすすめの教科書
二次試験機械部門 おすすめ参考書
部門共通の参考書はこちらでピックアップしています。
→【部門共通】二次試験の筆記論文の書き方と勉強方法おすすめの参考書
個人の合格体験記や受験ノウハウを片っ端からたくさん読みたい人はAmazonの Kindle Unlimited がおすすめです。 Kindle Unlimited は月定額で読み放題のサービスで、無料体験やキャンペーンもうまく活用すると安価でたくさんの情報が手に入ります(売れ筋の一般書籍も読み放題になっていたりするので勉強の邪魔にならないように注意) 。
参考書だけだと不安な人のために、2つのおすすめ通信講座について比較しています。
添削が必要と感じている人は検討に入れましょう。
→ 技術士二次試験おすすめ通信講座2つを比較【コスト重視か添削回数か】
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