当ブログ記事は第二種電気工事士における筆記試験が免除になる条件についてまとめています。
第二種電気工事士 筆記試験が免除になる条件 総まとめ
第二種電気工事士で筆記試験が免除になることがあるの?
どんな人が筆記試験免除の対象なの?
当ブログ記事は そんな疑問に答えます。
先に結論から話してしまいますと、
指定の学校を卒業している、他の資格を持っているなど一定条件を満たすことで第二種電気工事士の筆記試験が免除となる場合があります。
ただし筆記試験が免除でも技能試験を受験する必要はあります。
試験の運営機関である 一般財団法人 電気技術者受験センター の受験案内で筆記試験が免除になる条件をこちらのように定めています。
- 前回の筆記試験に合格している
- 電気工事士法で定める電気工学の課程を修了している
- 第一種、第二種又は第三種電気主任技術者免状の取得者
- 旧電気事業主任技術者資格検定規則による電気事業主任技術者の有資格者
- 改正前の鉱山保安法第 18 条の規定による試験のうち、電気保安に関する事項を分掌する係員の試験に合格した
- 旧自家用電気工作物施設規則第 24 条第1項(ヘ)及び(ト)の規定により電気技術に関し相当の知識経験を有すると認定された方
このなかで最後の2項目は当てはまる人が極端に少ないので当ブログ記事では説明を省略します。
上から4項目について見ていきましょう。
筆記試験が免除かどうかわかったらすぐにアクションを開始しましょう。
・免除にならなかった人はコチラ
→「第二種電気工事士 筆記試験対策【必要なこと総まとめ】」
・めでたく免除になった人はコチラ
→「第二種電気工事士技能試験 実技対策やること総まとめ」
前回の筆記試験に合格している【わかりやすく具体例で説明】
こちらに該当する人は多いですね。
前回の筆記試験に合格している人です。
第二種電気工事士の資格試験は筆記試験と技能試験それぞれ1年に2回、上期と下期に分けて実施されています。
筆記試験に一度合格すれば技能試験のチャンスは2回ある、という事です。
具体例で説明 技能試験のチャンスは2回
すこしわかりにくいので実際の例を挙げて説明します。
- 上期の試験に受験申し込み
→上期の筆記に合格、技能に不合格だった場合、下期の筆記試験は免除対象 - 下期の試験に受験申し込み
→下期の筆記に合格、技能に不合格だった場合、来年度の上期の筆記試験は免除対象
もしも連続2回の技能試験に不合格となると、また筆記試験から受験する必要があります。
電気工事士法で定める電気工学の課程を修了している
理系出身者で気になるのはコチラですね。
工業高校や高専、大学など認定された特定の学校を卒業、特定の課程を修了していると筆記試験が免除されるパターンです。
特定の課程については経済産業省にて定められており、 試験の運営機関 一般財団法人 電気技術者受験センター のWebサイトにも下記のように書かれています。
経済産業省令で定める電気工学の課程とは、「電気理論」、「電気計測」、「電気機器」、「電気材料」、「送配電」、「製図(配線図を含むものに限る)」及び「電気法規」です。これらの電気工学に関する所定の単位をすべて修得することになっております。
申請する際に、筆記試験免除の対象となるか否かは、卒業された学校へ確認して下さい。
引用元 一般財団法人 電気技術者受験センター
自分がこれらの課程を修了したか調べる必要があります。
在学中の学生は先生か学校の事務局に聞いてみましょう。
出身学校が筆記試験免除の対象か調査する方法
ネット上で「筆記試験免除対象の学校一覧」のような資料を探したのですが見当たりませんでした。。
「電気工事士を目指せる高校、専門学校、大学」という着眼点での学校紹介はあるのですが、卒業・修了していれば筆記試験が免除になるかどうかは明確にわかりませんでした。
やはり自分で卒業した学校について確認するしかありません。
まずは出身校のWebサイト、記載が無ければメールか電話で確認
出身校のWebサイトを調べて電工二種の筆記免除に関する情報を探してみましょう。
Webサイトに第二種電気工事士に関する記載がない場合は、下記の流れで問い合わせ先を確認しましょう。
- 出身校のWebサイトで「卒業生の方へ」の情報ページを探す
- 「各種証明書」の情報ページを探す
卒業証明書や調査書などを発行してくれる窓口や問い合わせ連絡先を探しましょう
そもそもWebサイトが無いという場合はメールか電話にて問い合わせてみましょう。
電話やメールで問い合わせをするときは、
「○○年に卒業した☐☐と申します。第二種電気工事士の資格取得を検討しておりまして、当校が筆記試験の免除対象になるか教えていただきたいです」
と聞いてみましょう。
もしも「筆記試験免除の対象です」という場合は、その後の手続き(証明印をもらう)について聞いておきましょう。
めでたく筆記試験が免除の対象であることがわかったら証明書の準備に移りましょう。
残念ながら筆記試験が必要なことがわかったらすぐに筆記試験対策を開始しましょう。
→「第二種電気工事士 筆記試験対策【必要なこと総まとめ】」
筆記試験免除の場合は証明書を準備しよう
めでたく電工二種の筆記試験が免除の場合は、受験案内に添付されている証明書を準備しましょう。
証明書には出身学校の校長による証明印が必要です。
持参、郵送、返送など証明印をもらう手続きについてどうすればいいか出身校に確認しましょう。
受験センターに提出する期日に間に合うように準備しましょう。
技能試験についてはこちらのブログ記事で必要な事をすべて網羅しています。
免除書類の準備と並行して準備を開始しましょう。
→「第二種電気工事士技能試験 実技対策やること総まとめ」
第一種、第二種又は第三種電気主任技術者免状の取得者
第一種、第二種、第三種の電気主任技術者の資格を持っている人も第二種電気工事士の筆記試験が免除されます。
とくに第三種電気主任技術者の資格は工業高校や高専、大学などで特定の課程を修了していると、1~3年の実務経験にて取得が可能なので、こちらに該当する人も多いと思います。
自分の出身校が免除対象かどうか前項と同じ流れで確認しましょう。
筆記試験免除の申請には証明が必要なので免状のコピーが必要です。
旧電気事業主任技術者資格検定規則による電気事業主任技術者の有資格者
現行の電気主任技術者資格よりも以前に存在していた資格体系の有資格者です。
有資格者はキャリアの長い人が多いと思いますので自分で認識できている人が多いのではないでしょうか。
期日までに書類を準備しましょう。
自分が免除対象か確認した →すぐに次のステップへ行動しよう
自分が筆記試験の免除対象かどうか確認することができたと思います。
どちらにしても、さっそく筆記試験 or 技能試験のアクションを始めましょう。
筆記試験が必要な人 →すぐに学習スタート!
残念ながら自分が筆記試験の免除対象に当てはまらなかったアナタ、
ガッカリしている暇はありません。
すぐに “次の行動に移る” ことをおすすめします。
当たり前ですがアナタが筆記試験免除かどうか調べている時間も、”迷いのない受験生” は既に勉強を開始しています。
筆記試験についてはこちらのブログ記事で必要な事をすべて網羅しています。
ぜひ参考にアクション開始してください。
→「第二種電気工事士 筆記試験対策【必要なこと総まとめ】」
こちらのブログ記事でおすすめの参考書を紹介しています。
→「第二種電気工事士おすすめ参考書【3つのタイプ別と選定時の注意点】」
「参考書だけでは不安」という人にはこちらで通信教育の紹介をしていますので、通信教育で学習ペースを掴みましょう。
→「第二種電気工事士おすすめ通信教育講座【タイプ別に選びやすく紹介】」
技能試験からスタートできる人 →すぐに技能試験の実技練習をスタート!
「ラッキー! 筆記試験受けなくてもいい!得した!」
と言ってのんびりしているヒマはありません。
(でも実質40~80時間くらいは得したかもしれないので喜んでもいいです)
せっかく得した時間は無駄にできません!
ロケットスタートしましょう!!
技能試験についてはこちらのブログ記事で必要な事をすべて網羅しています。
ぜひ参考にしてください。
→「第二種電気工事士技能試験 実技対策やること総まとめ」
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