スポンサーリンク

技術士二次試験 解答例⑦ キーワードは【FTA分析】

スポンサーリンク
技術士
この記事は約4分で読めます。
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています
スポンサーリンク

キーワードに対して実際の技術士二次試験の筆記テストの論文解答例を公開するシリーズの第7弾です。

今回のキーワードは「FTA分析」です。

ちなみにFTAとは英語でFault Tree Analysisの略です。

今回の記述内容も実際に私が試験対策学習期間に作成したもので、数回の練習を重ねてブラッシュアップし、何度も読み返して頭に入れていたものです。

また下記のリンク記事にて技術士二次試験対策の総まとめ記事をまとめています。

学習方法から筆記試験に必要なテクニック、おすすめの参考書、標準化以外の他キーワードに関する解答例リンクもあるのでこちらも参考にしてください。

技術士二次試験 解答例⑦ キーワードは【FTA分析】

今回は解答用紙1枚を想定しています。

仮に2枚、3枚の課題となる場合は、各項目で詳細を追加しながらマインドマップ上の関連キーワードを拾って追加し、文字数を調整しましょう。

4M5E分析もそうでしたが、FTA分析が記載されているマインドマップもこちらの記事にて公開しているので、併せて参考にしてください。

マインドマップ中央の下段の「トラブル分析」の枠に記載されています。

マインドマップを見るとわかりますが、同じ枠内にある4M5E分析、ETA分析についても一緒に理解しておくと知識が体系として自分のモノとできると思います。
→ 技術士二次試験 筆記論文対策はマインドマップで脳内を整理する

実際に練習用の解答用紙にFTA分析をテーマに記述したものがこちらです。

FTA

時間測定しているからというものの(言い訳ですが、、)相変わらず字が汚いですね。。

皆さんはもう少し綺麗に書いた方が採点者の心象は良くなると思います。

この文章を書くのに掛かった時間は20分でした。

時間的にはだいぶ余裕が持てる時間で書けました。

写真の筆記答案にて下線の引き方、段落の開け方、ナンバリングなど、文章以外の配置やレイアウトも参考にしてみてください。

今回も図挿入していますが図を描く方法については下記を参照にして練習していきましょう。
→ 技術士二次試験 解答例④ テーマは「構造最適化」

今回の図はスッキリしていたため、書きやすい図だと思います。

図の配置やレイアウトは何回か筆記論文を書く練習をしながら、図を描くタイミングで短時間に判断できるように練習しましょう。

それでは以下に解答例の記述を文字に起こしてみます。

下記の文字に起こしたものがいつも眺めていた清書版で、文言が丁寧&補足内容が追加されて文字数が増えた状態になっています。

写真の解答用紙は時間測定をしながら何も見ないで1枚論文として書き上げたもので、要求が「期待効果」を求めるものとして要求に合うように変更しています。

1.FTA分析の概要説明

FTA分析は不具合事象を頂点として潜在的な不具合因子(フォールト)を論理的にたどっていくことで要因を探るトップダウン方式の不具合分析手法である。

2.FTA分析の実施方法

①不具合の要因を列挙する
②分析対象の不具合を頂上として前項にて列挙した要因をツリー形式に配置する
③それぞれの要因について発生可能性を分析する
③得られた分析結果から発生可能性の高い因子について優先的に対策を検討する

FTA分析図

3.FTA分析を活用する場合の期待効果

①理論構造がツリー形状で表現されるため、視覚的解釈しやすく理解が得やすい
②複合的な要因の発生確率について分析、評価が可能
③下位の因子発生率がわかっている場合、不具合事象の発生率を要因を定量的に扱うことができ、客観的な予測がしやすい

4.FTA分析を活用する場合の留意点

FTAを活用する場合の留意点を以下に述べる。
①簡単なシステムに対しては理解しやすいが、複雑なシステムに対しては巨大なツリーになるため、困難となる。
②ツリー図の各事象に対し、時間経過を表現することが難しい

5.解決策とむすび

上記①に関して、複雑な事象の場合は大きなツリーをユニット化して分析する。
②については時系列を考慮するため、時間軸によって場合分けを行う。
ETA分析やFMEA分析のようなボトムアップ方式の分析手法、および4M5E分析のような多角的に見る分析手法を一緒に使って要因や発生確率の分析を行うことによって、より客観的で効果的な検証を行うことができる。


今回の記事は以上です。

また下記のリンク記事にて技術士二次試験対策の総まとめ記事をまとめています。

学習方法から筆記試験に必要なテクニック、おすすめの参考書、標準化以外の他キーワードに関する解答例リンクもあるのでこちらも参考にしてください。

コメント