当ブログ記事は技術士試験の日程、合格発表の時期、その後のアクションについてまとめています。
技術士一次試験・二次試験の合格発表はいつ?発表時間は?
試験が終わるとホッとしますよね。
「しっかりと勉強したので自信アリ」
「ギリギリ合格してればいいんだけど」
「たぶんムリだ、、」
いろいろと思いますが、まずは試験おつかれさまでした。
今後のアクションに向けて合格発表日を確認しておきましょう。
「一次試験は合格の自信アリ」という人はさっそく二次試験の準備を開始しましょう。
→ 技術士二次試験対策 筆記論文・口頭 総まとめ
技術士試験日と合格発表日
例年の技術士試験の日程をまとめてみました。
試験の種別 | 試験の時期 | 合格発表の時期 |
---|---|---|
一次試験 | 11月下旬 | 2月頃 |
二次試験 筆記試験 | 7月中旬 | 10月頃 |
二次試験 口頭試験 | 12月上旬~1月中旬 | 3月頃 |
受験を考えている人は早めに日本技術士会のWebサイトで確認して計画を立てましょう。
合格発表の時間は早朝です
Webサイトでの試験結果速報は各試験とも午前5時50分~6時頃に更新されています(正式に発表時間が公表されていないのであしからず、、)。
変更が無ければ同じ時間と思いますので、早起きして発表ページをリロードして確認しましょう。
一次試験のように受験者数が多いとアクセス集中してサーバ応答が遅い時があるので、合格発表画面が見れないときは数分おいてみましょう。 → 日本技術士会Webサイト
一次試験後は自己採点で試験結果を事前に確認しよう
一次試験を終えてとりあえずホッとしている人も多いと思いますが、ここで試験結果の発表を待っていると他の受験生と大きく差が開いてしまいます。
必ず自己採点して合格の可能性を確認しましょう。
一次試験の解答は例年とも試験実施の一週間後くらいに公開されます。
合格基準は “各科目それぞれ50%以上の得点” です。
一次試験の合格基準や合格率についてはこちらの記事にまとめているので、忘れた人は参考に。
一次試験の合格発表日を待つのはNGです
一次試験の合格発表日を “なんとなく” 待っているのはNGです。
「とりあえず試験も終わったし休みたいな」
「一年も頑張ったからしばらく気分転換したい」
「不合格っぽいからしばらく考えたくない、、」
などなど、もちろん気持ちはわかります。
自己採点の結果によっても変わりますが、気分転換するにしても一週間程度にしておきましょう。
一次試験はマークシート選択式で自己採点の精度も高いため、次のアクションにつなげやすいです。
自己採点して合格の可能性が高いなら二次試験の準備、一方で不合格の可能性が高いなら原因の確認に取り掛かりましょう。
試験が終わってすぐに机に向かって勉強するのはモチベーション的にもシンドイですが、情報集めや準備なら着手しやすいはずです。
短時間でもいいので “生活に根差した勉強習慣” を無くさないようにするのがおすすめです。
「試験結果の通知が届いてから」なんて待っていると “勉強習慣作り” から再出発となるので出遅れます。。
合格の可能性が高いなら二次試験の受験申込書を準備
自己採点で合格の可能性が高いなら二次試験の受験申込書の準備を始めましょう。
二次試験の受験申込書の内容は口頭試験でも重要視されるため、注意が必要です。
業務経歴や職務内容を記入するのですが、これが技術士に必要なコンピテンシーに沿っている必要があります。
今までの経験、知識が「技術士にふさわしいか」という視点で判定されると思ってください。
まずはエクセルなどに自分の業務経歴、職務内容を書き出してみましょう。
それを見ながら「技術士にふさわしいか」 という視点で編集してみてください。
重要なのは、第三者がアナタの受験申込書を見たときに「この人は技術士のコンピテンシーに沿っているね」と感じてもらえるか、です。
筆記論文の書き方を把握しておく
受験申込書の作成準備と並行して筆記試験の論文の書き方を知っておきましょう。
いきなり過去問をみて自分で論文を書くのではなく、まずはセオリー通りの書き方や基本について参考書や当ブログで把握することをおすすめします。
論文の書き方に必要となるテクニックや勉強方法、おすすめ通信講座など二次試験に必要となることをこちらにまとめています。
ひと通り読んで情報を集めましょう。
一次試験が不合格の可能性が高いなら原因の確認
「試験が終わったばかり、しかもうまくいかなかったので勉強のやる気なんて出ない」という気持ちもわかります。
いきなり勉強を再開するのはモチベーション的にも難しいので、まずは「うまくいかなかった理由、要因」について考えてみましょう。
- 過去に出題された過去問なのにできなかった
- 配点比率の高い分野の理解がなかった
- 単純に勉強時間が、勉強量が足りなかった
などなど、心当たりがあると思います。
要因を書き出して見つめてみると次のアクション、やるべきことが見えてくるはずです。
全体の勉強量が足りなかったなら日常生活の中で勉強時間の確保と習慣化が必要です。
苦手分野が明確ならその分野の勉強量を増やすことで解決できるかもしれません。
内容が理解が足りない、わからない場合は参考書を変えてみる(アプローチを変える)のもおすすめです。
苦手な技術分野の入門参考書やわかりやすい教科書をみてみましょう。
通信教育をやってみて質問するのもイイと思います。
とにかく「何がダメだったのかな」という視点で次のアクションについて考えてみましょう。
一次試験の勉強方法、必要なテクニック、おすすめ通信教育などこちらで網羅しているので、「自分に足りなかったことは何か」という視点で考えてみてください。
二次試験の筆記試験が終わったらすぐに論文に起こす
マークシート選択式の一次試験と違って、二次試験の筆記試験は論文なので自己採点するためには “自分の記憶” が頼りです。
問題用紙のメモを見ながら必ず自分の答案を思い出して論文に起こしておきましょう。
わたしは試験後に会場近くのカフェに入り、すぐに原稿用紙に概略を起こしました(試験後の脳が疲れ切った状況でさらに2時間くらい、、帰り道は朦朧としていた記憶があります)
これを2~3日してから眺めると色々と気が付くハズです。
- この表現は違ったかな
- 情報が足りていないな
- あのキーワードを入れれば加点されたな
- 問題の質問に対してポイントがずれてる
などなど、思うところも赤ペンなどでメモしておくと試験結果がわかってから役に立ちます。
もしも合格していたら、口頭試験で質問されたときに足りなかったところを補足説明できます(雰囲気をみて話せそうなら)。
不合格なら「反省すべき部分」が確認できるとともに、再現論文を自分で分析することによって不合格になった理由を明確にして実力アップに使います。
また「自分の論文レベル → 試験結果判定」を照らし合わせて見ることができるので、今後はそれを基準にして練習することができます。
忘れないうちに自分の解答論文を文字に起こしておきましょう。
試験結果が不合格でもあきらめない!!【一次・二次・口頭共通です】
試験の結果が残念ながら不合格であったとしてもガッカリしないでください。
今回が初めての受験だった人は緊張していたかもしれませんし、体調が万全でなくて実力が出しきれなかった人もいるかもしれません。
合格率を思い出してください。
受験者の約半分しか合格していない試験です。
何年も受験している人も大勢います。
今回の努力をムダにしないために気持ちを切り替えて来年に再受験しましょう。
使用した参考書がイマイチなら新しい参考書を購入したり、独学が不安なら通信講座を検討したり、といったようにアプローチを変えてみると新鮮な気持ちで再チャレンジできます。
次の試験までの期間は一年あります。
この一年を計画的に、大事に活用しましょう。
今回の試験においてできなかった部分をきちんと確認して集中して勉強すれば弱点も克服できるはずです。
経験を生かすことによって次回の受験は準備も本番もさらにうまくできるはず。
勉強は積み上げです。
今回勉強したことを忘れないようにしながら、さらに合格に足りない分を積み上げるだけです(ここでヤメたら積み上げたものもムダになってしまいます)。
自分があきらめないかぎり終わりではありません!
何度でも、合格するまでチャレンジできるので最後まで走り切りましょう。
口頭試験の不合格は筆記試験結果の影響も
こちらのブログ記事でも触れていますが、口頭試験で不合格となる場合については筆記試験の出来栄えが影響している可能性もあると思います。
必要以上に落胆せず、次回の筆記試験では今回よりも高判定をもらうことによって、次回の面接は有利に進めることができるように勤めましょう。
それ以外の不合格の理由についてはおそらく面接中の受け答えや面接員の反応で “ある程度は察する” ことができていると思います。
今回の面接内容、質疑内容を想定問答集に追加して来年用にブラッシュアップしておきましょう。
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