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技術士 電気電子部門の合格率や試験内容【他の電気系資格との違いも】

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技術士
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当ブログ記事は技術士の電気電子部門について書いています。

技術士 電気電子部門を徹底分析

技術士資格試験は技術分野別に21の部門にわかれていますが、その中から電気電子部門にクローズアップして徹底分析してみました。

受験者が多いがネット上に情報が少ない

電気電子部門の受験者数は建設部門に次いで毎年ほぼトップ3に入ります。

建設部門や機械部門など通常は受験する人が多いとそれだけネット上に情報量が多いのですが、電気電子部門についてはなぜか情報が少ないです。

ただでさえ少々マニアックな資格である技術士(わたしもですが、、)は他の国家資格と比較すると情報量が圧倒的に少ないです。

当ブログ記事が少しでも電気電子部門の受験を検討している人の役に立てればと思います。

技術士 電気電子部門の合格率

技術士試験の合格率について電気電子部門にクローズアップして集計、整理してみました。

一次試験と二次試験のそれぞれの合格率について、直近6年分のデータと推移を見れるようにグラフ化しています。

元データは日本技術士会Webサイトで発表されてます。

電気電子部門 一次試験の合格率

一次試験の電気電子部門の直近6年の合格率がこちらです。

青の棒グラフが受験者数(左縦軸)でオレンジ線が合格率(右縦軸)の推移です。

電気電子部門一次試験 受験者数と合格率

電気電子部門の一次試験受験者数は1126~2162人の間、合格率は38~51.6%程度で推移しています。

令和元年度の第一次試験については台風19号の影響で一部試験会場での試験が中止となり再試験が行われたので、両方の試験の受験者人数と合格者人数を合計して合格率を算出しています。
(それでも受験者数が500人程度少なかったようですね)

平成30年度の合格率が40%を下回ったことから、この年度の受験生は厳しかったと感じていることでしょう。

電気電子部門 二次試験の合格率

二次試験の電気電子部門の直近6年の合格率がこちらです。

青の棒グラフが受験者数(左縦軸)でオレンジ線が合格率(右縦軸)の推移です。

電気電子部門二次試験 受験者数と合格率

電気電子部門の二次試験受験者数は952~1546人の間、合格率は12.2~15.8%で推移しています。

とくに令和元年度の合格率が12.2%と低い結果であり、この年に合格できた人は優秀だったことが想像できます。

直近3年間にて受験者数が減少傾向となっています。

電気電子部門と他部門の合格率を比較して差はあるのか

電気電子部門と他の技術士部門と比較したらどうなっているのでしょうか。

部門全体における一次試験、二次試験の直近5年の合格率はこのようになっています。

  • 一次試験の全体の合格率:37.8~51.4%
  • 二次試験の全体の合格率:9.1~14.6%

この結果からみると一次試験はあまりかわりません。

一方で電気電子部門が12.2~15.8%でしたので、全体の二次試験合格率よりも電気電子部門の合格率が少しだけ高い傾向があることがわかります。

部門全体における合格率についてはこちらのブログ記事にて集計して分析しています。
他技術部門の状況が気になる人は参考にしてください。
→ ブログ記事「技術士の合格率を一次・二次試験、部門別で分析【受験部門を確認しよう】」

技術士 電気電子部門の難易度は?

電気電子部門の合格率は他の技術士部門よりもわずかに高い傾向があることがわかりました。

一般的に「難易度が高い」とよく言われる技術士資格について、「何が理由で難易度が高いと言われているのか」という点について考えてみましょう。

難しいところを重点的に対策すれば、合格は近づくハズです。

技術士は難易度が高いと言われている理由

こちらのブログ記事では「技術士資格は難しい」とされている理由がなぜかについて考えてみました。
→ ブログ記事「技術士の難易度は?”難しい理由”を対策して合格可能性を上げよう」

二次試験の難しさが一番のネックになっていますが、他にも「難しさ」について事前に把握しておくことで、それらに対処しながら受験勉強を進めることができるのでおすすめです。

“挫折してしまう可能性” を未然に防止しましょう。

電気電子部門については二次試験の直近6年の合格率が他部門よりも高い傾向があるので、二次試験で得点できれば合格の可能性がさらに高くなるといえます。

技術士合格までの勉強時間はどれくらい必要か?

難しさの指標として「合格までどれくらいの勉強時間が必要か」について、こちらのブログ記事でトータル勉強時間と各試験における勉強時間を公開しています。
→ ブログ記事「【独学】技術士合格まで受験に費やした勉強時間は合計で何時間か?」

わたしは機械部門なのですが一次試験の勉強開始から二次試験の筆記、口頭試験の合格までトータル1000時間の勉強時間となりました。

もちろん当ブログ情報や通信教育の活用などによって、さらに時短することは充分に可能と思いますので自分に適した方法を探りながらドンドン採用して時短チャレンジしてください。

技術士の電気電子部門と他の電気系資格とは何が違うのか

電気系のエンジニアで資格を取得したい時によく聞くのが、「技術士の電気電子部門か、それとも他の電気系の資格を目指すべきか」という疑問です。

電気関連の国家資格は多い

まず資格の種類としての違いがあります。

  • 電気工事士(第一種、第二種)
  • 電気主任技術者(第一種、第二種、第三種)
  • 電気工事施工管理技士(1級、2級)
  • 電気通信主任技術者
  • 技術士(電気電子部門)
  • などなど

電気の資格は扱う電気の大きさ、建物や設備の大きさ、種類によってそれを担う資格が設置されています。

つまり”資格を持っていないとできない業務”が多く存在します(このような資格を業務独占資格と呼びます)。

一方で技術士は国家資格ではありますが名称独占資格といって、技術士だけが担うことができる業務というものは存在しません。

この違いは認識しておきましょう。

学生や電気初学者には電気資格の登竜門として第二種電気工事士をおすすめします。
まずは第二種電気工事士にチャレンジして「電気分野への興味や適性」が確認できたら次の進路に合わせて難易度の高い資格にチャレンジしましょう。
→ 第二種電気工事士おすすめ参考書【3つのタイプ別と選定時の注意点】

電気の特定業務に必要な資格か、それとも電気電子の総合エンジニアを目指すのか

技術士は統括的に技術を考える視点も求められており、問題解決を目指すコンサルティングの要素を持っています。

自分が目指す姿が “電気電子の総合エンジニア” なのか、それとも特定業務を行うために限定された資格が必要なのかという視点で考えてみると、どの資格を目指すべきか見えてきます。

判断できない人は、自分の担当や将来のキャリアとしてどちらがいいか、勤務している会社の先輩や所属の上司に相談してみましょう。

技術士一次試験 電気電子部門 試験内容

技術士一次試験は基礎科目、適性科目、専門科目の3科目について試験が行われます。

基礎科目、適正科目は各部門共通であり、専門科目については各部門ごとの内容となっています。

電気電子部門の専門科目

電気電子部門の専門科目は下記の範囲からの出題となります。

  • 発送配変電
  • 電気応用
  • 電子応用
  • 情報通信
  • 電気設備

この範囲に照準を合わせて過去問を中心に学習していきましょう。

こちらは令和3年度の試験についてなので、自分が受験する年度について事前に日本技術士会Webサイトの試験情報ページにて確認しましょう。

それぞれの学習範囲については過去問を見ながら教科書を見ていくとわかってきます。
→ ブログ記事「技術士一次試験の学習範囲と重点分野は過去問で狙いを定めよう」

技術士一次試験の対策

一次試験の対策については部門共通でこちらのブログ記事にまとめています。
→ ブログ記事「技術士一次試験対策 やること総まとめ【独学者必見】」

科目別の勉強方法や技術士の倫理、一次試験に必要なテクニックなど、詳細の説明ページにリンクでいけるようになっています。

一次試験 基礎・適性科目 おすすめ参考書と通信教育

基礎・適性科目は部門共通です。

こちらの記事で参考書についてピックアップしています。

参考書だけだと不安な人は通信教育の併用も検討しましょう。

一次試験 電気電子部門の専門科目おすすめの参考書

電気電子部門の一次試験、専門科目についておすすめの参考書をこちらのブログ記事でピックアップしています。

参考書を選ぶときの注意点とアドバイスも書いています。

技術士二次試験 電気電子部門 試験内容

二次試験は筆記試験と口頭試験に分かれており、筆記試験に合格した人だけが口頭試験に進むことができます。

筆記試験は論文形式となっており、各部門の必須科目と下記の選択科目について試験が行われます。

電気電子部門の二次試験の選択科目

二次試験の電気電子部門における選択科目は下記の11の選択科目の中からあらかじめ選択します。

選択科目選択科目の内容
電力・エネルギーシステム発電設備、送電設備、配電設備、変電設備その他の発送配変電に関する事項
電気エネルギーの発生、輸送、消費に係るシステム計画、設備計画、施工計画、施工設備及び運営関連の設備・技術に関する事項
電気応用電気機器、アクチュエーター、パワーエレクトロニクス、電動力応用、電気鉄道、光源・照明及び静電気応用に関する事項
電気材料及び電気応用に係る材料に関する事項
電子応用高周波、超音波、光、電子ビームの応用機器、電子回路素子、電子デバイス及びその応用機器、コンピュータその他の電子応用に係るシステムに関する事項
計測・制御全般、遠隔制御、無線航法等のシステム及び電磁環境に関する事項
半導体材料その他の電子応用及び通信線材料に関する事項
情報通信有線、無線、光等を用いた情報通信(放送を含む)の伝送基盤及び方式構成に関する事項
情報通信ネットワークの構成と制御(仮想化を含む)、情報通信応用とセキュリティに関する事項
情報通信ネットワーク全般の計画、設計、構築、運用及び管理に関する事項
電気設備建築電気設備、施設電気設備、工場電気設備その他の電気設備に係るシステム計画、設備計画、施工計画、施工設備及び運営に関する事項
技術士 二次試験 電気電子部門 選択科目(日本技術士会Webサイトより)

こちらは令和3年度の試験についてなので、自分が受験する年度については事前に日本技術士会Webサイトの試験情報ページにて確認しましょう。

技術士二次試験の対策

二次試験の対策については部門共通でこちらのブログ記事にまとめています。
→ ブログ記事「技術士二次試験 筆記論文・口頭対策 総まとめ【独学者は必見】」

勉強方法や論文試験の練習方法、技術士の倫理、二次試験に必要なテクニックなど、詳細の説明ページにリンクしています。

電気電子部門二次試験おすすめの参考書

一次試験と同様に二次試験についてもおすすめの参考書をこちらのブログ記事でピックアップしています。

参考書を選ぶときの注意点とアドバイスも書いているので、選定時の参考になればと思います。

二次試験のおすすめ通信講座

二次試験のおすすめ通信講座についてこちらでブログ記事にまとめています。
→ ブログ記事「技術士二次試験おすすめ通信講座2つを比較【コスト重視か添削回数か】」

二次試験の対策として、自分の書いた論文を第三者に見てもらい客観的な意見をもらう事によって効率よくレベルアップすることができます。

一方で通信講座は費用が高額なので、費用の安さを重視にするか、それとも添削回数を重視するかという視点で見ると判断しやすいです。



以上、技術士の電気電子部門についてクローズアップしてみました。

受験仲間を見つけて情報交換しながら一緒に頑張るのもモチベーション維持におすすめです。

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