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独立開業した技術士はどのように仕事をしている?【どんな働き方?】

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独立開業した技術士はどのように仕事をしている?【どんな働き方?】 技術士
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そもそも独立や開業した技術士ってどんな仕事をしているの?どんな働き方のスタイルなの?という話です。

独立開業した技術士はどのように仕事をしているのか【どんな働き方か】

以前のブログ記事にて日本技術士会のWebサイトで一般向けのCPD行事が公開されていることを紹介しました。
→ 技術士の仕事や活動を実際に見てみよう【日本技術士会の行事に参加】

実際の活動状況は上記の記事に紹介したCPD行事やイベントに参加してみるとイメージしやすいのでお薦めです。

今回は独立、開業した技術士が実際に「どうように仕事をしているのか」、「どんな働き方をしているのか」について焦点を当ててみます。

技術士の資格を持っている人は大体下記のパターンに分類できます。

  • 一般企業に所属してエンジニアとして、或いは企業内技術士として働いている
  • 建設関連の企業に所属していて受注契約上必要となる技術士資格を取得している
  • 早期退職、定年退職してから独立開業している
  • 若い頃から技術士として独立開業している

技術士の多くは企業内技術士として一般企業で働いている

まず一番多いのは企業内技術士あるいは通常のエンジニアとして企業に勤務している方々です(私もこのタイプです)。

「エンジニアとして独立、開業したい」という目的というよりも、独立するか企業に属するかは別として、まずは「自分が(他から)プロのエンジニアとして確固たる証明が欲しい」という思いの人が多いという事でしょう。

私の場合も特に会社の中で「技術士である」ことに業務が限定されているわけではなく、通常のエンジニアとしての仕事をしています。

建設部門は受注において技術士資格が重要

建設部門や上下水道部門の技術士は業務遂行上、契約受注の理由から技術士資格が必要という人も多いです。

公共事業の受注できる金額上限が上がったりするなど会社にとって有利になるため技術士資格を取得するように奨励されます。

早期退職や定年退職後に技術士として独立開業している

次いで多いのは定年退職してから独立開業して技術士事務所を開設し、自らの専門分野の業務を請け負ったりコンサルタントしているパターンです。

企業内で自分がやりたい事が実現できていれば、人生におけるリスク回避としても優れていますよね。

早期退職や定年退職を見越してしっかりと計画を立てて技術士資格の受験に臨むことができるのでとてもリスクの少ない方法です。

早期退職や定年後の起業チャレンジとして、自分の健康と経済状況が続く限り技術士として生涯エンジニアの活動が継続できるので、この選択をする技術士の方々も多いと思います。

若くして技術士として独立開業している

早い段階(30代以降)で企業や研究機関から独立開業が実現できている人はエンジニアとしてもかなり優秀で、かつビジネスマンとしての感性や資質も優れている人だと思います。

リスクを負って所属していた組織を飛び出して起業しているのですから、推進力や周囲との関係構築の能力も含めて、かなりのやり手であることが想像できます。

エンジニアとしての優秀さや人間力に加えて、マネタイズについても資質がある方々であるはずです。

独立開業している技術士はどんな働き方をしているのか

それでは実際に「技術士として独立開業している人」がどんな働き方をしているかについてフォーカスしてみます。

主に下記のような働き方になっています。

  • 技術士事務所を設立・開業してコンサルタント業務
  • 設計事務所や知財特許事務所など専門分野の仕事を請け負う
  • JICAなど国際活動や仕事をする技術士もいる

それでは一つづつ見てみましょう。

技術士事務所を設立・開業してコンサルタント業務

技術士事務所を設立・開業し、自分の専門分野についてその分野のコンサルタントとして仕事を受注し業務遂行するパターンです。

一般公開されているCPD行事に参加してみると、開業後の仕事内容について講演している人もいるのでこういった技術士の話を聞いてみるとイメージしやすいと思います。
→ 技術士の仕事や活動を実際に見てみよう【日本技術士会の行事に参加】

設計や特許事務所など専門分野の仕事を請け負う

これは設計者や知財関連、環境監査やISO監査など、専門分野に特化した実業を受注するイメージです。

機械設計のように仕様書を顧客から受け取り、それに基づいて設計して図面を納入するようなイメージです。(加工、組立、機械設備の納入までとなると会社組織でないと厳しいですね)

知財ならば特許関連の相談や申請、環境やISO、労働安全については企業や工場の監査や指導など、前出のコンサルタントとの区別も無くなってきますね。

独立開業した技術士はどうやって仕事をとってくるのか

技術士事務所を開業しても設計や特許事務所などにて仕事を請け負うにしても、やはり重要なのが「どうやって仕事を取ってくるか」という部分です。

技術士の人に実際に聞いてみたところでは前職の繋がりや技術士の横の繋がり、他の仕事の繋がりなど様々です。

この部分が一番難しいところであり重要な部分と思います。

また最近ではクラウドソーシングにて単発業務も多く受注できるようにもなってきているので “技術士” にこだわらずに受けられる業務をフリーランスとして受注することも可能です。

講師業やセミナー、寄稿もあるようです。

エンジニアとして独立開業するためにはどのような方法があるか、についてはこちらで書いてます。
→ エンジニアが独立、起業するための具体的な方法

JICAなど国際活動や仕事をする技術士もいる

国際活動つまり海外での活動ですが、実際に独立開業している技術士の人で海外の仕事に携わっている人もいます。

企業や研究機関に所属している会社員時代に海外駐在をしていて海外に馴染みがあったり、生活イメージができている人にとってはピッタリです。

JICAの仕事に申し込んだり、海外現地企業を相手にコンサルティングをしたりといった形です。

前職のネットワークや技術士の繋がりから仕事を繋げるパターンが多いようです。

また海外で活動する上で下記のような登録制度もあり、加盟国によってはこの登録制度によって一定レベルの基準を満たす技術者として登録されています。

それぞれについての詳細は日本技術士会のwebサイトに説明されていますのでリンクを貼っておきます。

APECエンジニア

APECエンジニア登録制度は参加国間の相互承認プロジェクトに基づいて、有能な技術者が国境を越えて自由に活動できるようにするための制度です。

APECエンジニアとして登録するには規定されている7つの要件に準じた内容を申請書にて提出し、審査を受ける必要があります。→ 日本技術士会 Webサイト APECエンジニア

IPEA国際エンジニア

国際エンジニア協定IPEAに加盟している各国において、一定の基準を満たす技術者を国際エンジニア登録簿(International Professional Engineer Register)に登録しています。
登録された技術士をIPEA国際エンジニアと呼ぶこととしています。
→ 日本技術士会のWebサイト IPEAエンジニア

エンジニアが独立、開業する方法について

技術士に限らず「エンジニアが独立、起業するための方法」ってどのような手段があるの?

そんな疑問を持っている人はこちらのブログ記事にまとめています。
将来的に独立開業を考えている人はぜひ参考にしてください。
→ エンジニアが独立、起業するための具体的な方法

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