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技術士二次試験 解答例⑥ キーワードは【4M5E分析】

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技術士
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キーワードに対して実際の技術士二次試験の筆記テストの論文解答例を公開するシリーズの第6弾です。

今回のキーワードは「4M5E分析」。

この4M5E分析も実際に機械部門の過去問で出題されていますね。

今回の記述内容も実際に私が試験対策学習期間に作成したもので、数回の練習を重ねてブラッシュアップし、何度も読み返して頭に入れていたものです。

また下記のリンク記事にて技術士二次試験対策の総まとめ記事をまとめています。

学習方法から筆記試験に必要なテクニック、おすすめの参考書、標準化以外の他キーワードに関する解答例リンクもあるのでこちらも参考にしてください。

技術士二次試験 解答例⑥ キーワードは【4M5E分析】

今回は解答用紙1枚を想定しています。
仮に2枚、3枚の課題となる場合は、各項目で詳細を追加しながらマインドマップ上の関連キーワードを拾って追加し、文字数を調整しましょう。

「4M5E分析」が記載されているマインドマップもこちらの記事にて公開しているので、併せて参考にしてください。

マインドマップ中央の下段の「トラブル分析」の枠に記載されています。

マインドマップを見るとわかりますが、同じ枠内にあるFTA分析、ETA分析についても一緒に理解しておくと知識が体系として自分のモノとできると思います。
→ 技術士二次試験 筆記論文対策はマインドマップで脳内を整理する

実際に練習用の解答用紙に4M5E分析をテーマに記述したものがこちらです。

4M5E分析

時間測定しているからというものの(言い訳ですが、、)相変わらず字が汚いですね。。

皆さんはもう少し綺麗に書いた方が採点者の心象は良くなると思います。

この文章を書くのに掛かった時間は30分でした。ギリギリですね。。

レイアウトもまだ微妙です。

もう少し余裕が欲しいところです。

写真の筆記答案にて下線の引き方、段落の開け方、ナンバリングなど、文章以外の配置やレイアウトも参考にしてみてください。

今回も図挿入していますが図を描く方法については下記を参照にして練習していきましょう。

→ 技術士二次試験 解答例④ テーマは「構造最適化」

今回の図の配置は右端の1列が無駄になっているので、もう一列分を右にずらしていれば、左側の文字がもう少しすっきり見えたと思います。

このあたりは何回か筆記論文を書く練習をしながら、図を描くタイミングで短時間に判断できるように練習しましょう。

今回は英単語を多用していますが、英単語を記入する場合は半角1文字として1マスに2文字を入れて書きましょう。

そうすれば見た目にもスッキリ見える&文字数を節約できるのでお薦めです。

それでは以下に解答例の記述を文字に起こしてみます。

下記の文字に起こしたものがいつも眺めていた清書版で、文言が丁寧&補足内容が追加されて文字数が増えた状態になっています。

写真の解答用紙は時間測定をしながら何も見ないで1枚論文として書き上げたもので、要求が「期待効果」「留意点」を求めるものとして要求に合うように変更しています。

4M5E分析の概要

不具合の分析にあたり、頭文字をとった4つのMの観点から要因分析を行い、5つのEに基づいて対策を検討していく手法である。

具体的な4M5E分析の内容

下記4Mの項目に沿って要因の分析を行う。
○ 人(Man)
○ 設備(Machine)
○ 材料(Material) 
○ 方法(Method)
また管理(Management)、測定(Measure)の2つを加えて6Mとする考え方もある。

そして下記5Eの項目に沿って対策を検討していく。
○ 教育・訓練(Education)
○ 技術・工学(Engineering)
○ 強化・徹底(Enforcement)
○ 模範・事例(Example)
○ 環境(Environment)

4M5E分析の具体的な進め方

実際の分析作業は特性要因図(下図参照)を用いて要因分析を行う。
①特性要因図の作成による視覚化
特性要因図を使うと因果関係が分かり視覚化できるため理解が深まり、客観的に考える助けとなる。

②多人数によるブレインストーミング、グループディスカッション
特性要因図の作成をホワイトボード等を利用しながら複数人数で行う。一人で実施した場合よりも、グループで討議しながら分析をした方が有効である。個人の理解不足が補われるとともに、複数の多様な視点が反映される。

おわりに

4M5E分析はボトムアップ方式であるが、FTA分析などトップダウン方式の分析手法と合わせて要因や発生確率の分析を行うことで、漏れの少ない検証を行うことができる。


今回の記事は以上です。

また下記のリンク記事にて技術士二次試験対策の総まとめ記事をまとめています。

学習方法から筆記試験に必要なテクニック、おすすめの参考書、標準化以外の他キーワードに関する解答例リンクもあるのでこちらも参考にしてください。

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