スポンサーリンク

【英語初級者の味方】グーグル翻訳の上手な使い方 6つのポイント

スポンサーリンク
エンジニアの英語学習
この記事は約11分で読めます。
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています
スポンサーリンク

当ブログ記事では英語初級者に対してグーグル翻訳をうまく使う方法やコツについてまとめています。

【英語初級者の味方】グーグル翻訳の上手な使い方 6つのポイント

よくやりがちなのが最初にいつも通りの日本語でメール文章を書いて、まるごとグーグル翻訳にぶっ込む方法です。

しかしコレ、やってみるとわかると思いますが非常に不自然になります。

わたしも当初はこの方法だったのですが、私レベルでも「なんか変だな」と気付く感じだったので少しづつ修正、やり方を試行錯誤してきました。

グーグル翻訳は非常に優れた機能ですので、我々英語初級者にとってはコレをうまく使わない手はありません。

グーグル翻訳のクセや苦手な部分を知ることで、うまく使いこなすことができます。

こちらのブログ記事「【初級者向け】英語でビジネスメール これだけでOK 例文付き」では、英語初級者でも上手にビジネスメールを書くためのコツを例文付きで説明しています
今回の記事と合わせて確認しておけばバッチリです。

うまく翻訳されない原因

最初にうまく翻訳されない原因、翻訳ソフトが苦手な部分を理解しておくとわかり易いです。

こちらの2つのポイントを押さえておきましょう。

翻訳ソフトの特徴や使い方のコツが掴めていない

最近のグーグル翻訳はAIの発達もあってかなり翻訳精度が向上してきました。

だからと言って長文や口語表現をそのまま翻訳文章としてしまったら、精度が落ちる可能性が高くなります。

グーグル翻訳が翻訳しやすい日本語文章を意識することによって翻訳精度は上がります。

翻訳前の日本語の文章が不明確

そもそも元々の日本語の文章が不明確、不明瞭だとうまく翻訳できないですよね。

「日本語をわかり易く書く」ということを意識しておきましょう。

それではこの強力な武器であるグーグル翻訳をうまく使う方法について具体的に挙げていきます。

文章を短く区切る

グーグル翻訳は長い文章にすると微妙にニュアンスが異なってきます。

日本語としては自然かもしれませんが、長い文章を翻訳しようとすると、
「どの言葉がどこに掛かっているか」
がわかりにくくなるためです。

よってグーグル翻訳に入れる前の日本語の文章を短く区切ると、精度がUPします。

何より一つひとつの文章を短くすることで相手にとってもわかり易い文章になります。

一つの文章には一つの意味を言うことを念頭に入れておくと短い文章が書きやすくなります。

実際の例を見てみましょう。

こちらの文章をグーグル翻訳に入れてみます。

先週に打合せした内容について弊社にて再度検討したところ、以下に挙げる要望事項がありますので連絡させていただきます。

ビジネスメールの最初の書き出しに使いそうな文面にしてみました。

実際のグーグル翻訳の画面がこちらです。

出てきた英語の文章を見やすいように書き出してみましょう。

When we reconsidered the content of the meeting last week, we will contact you as we have the following requests.

文頭から ” When ” が使われていますが、なんか変な感じです。

英文の後半についても、既にメールしている文面なのに ” we will contact you ~ ” と「後で連絡する」ような雰囲気で何か変な感じです。(私は使わないのですが一般的な表現なのかもしれません、、)

さて、それではこの文章をわかり易くするために短くしてみましょう。

日本語のメールを英語に翻訳する前提で日本語を先に書いておきます。

先週に打合せした内容について弊社にて再度検討しました。
We reconsidered the content of the meeting last week.

以下に挙げる要望事項があります。
We have the following requirements.

連絡させていただきます。
→ご確認お願い致します。
Please confirm these.

どうでしょうか?

短くしたことによって文章が非常にわかり易くなったと思いませんか?

まず文章が短いと「パッと目に入ってくる」と思います。

最後の文章は「連絡させていただきます」だったのですが、文章を分けたことによって日本語が少し変であることに気が付きます。

わざわざメールしているのですから「連絡します」なんてあえて言わなくてもいいですよね?

ココはしっかりと要求するために「確認をお願いします」という文章に変更しましょう。

このように長い文章では何となく読んで違和感がなかった内容が、短く分けたことによって一つひとつの文章が際立つので日本語の表現の違和感にも気が付きやすくなるのです。

また一文が短かいと英語表現が少しくらい間違っていても意味を推測しやすくなりますので、初級者は短く文章を切ることをおすすめします。

これだけでも各段に相手に伝わりやすくなります。

正しい日本語を使う

「大丈夫」、「平気」は「問題ない」に言い換える

よく日本語で使う「大丈夫」という言葉ですが、これも日本語的には意味が曖昧、色々な使い方をするためグーグル翻訳で明確に意味を推測することが難しいです。

下記の「大丈夫」を使った日本語をグーグル翻訳に入れてみましょう。

→の英文がグーグル翻訳の翻訳結果です。

【例文】
遅れる場合は連絡いただければ大丈夫です。
→ If you are late, please contact us.

この場合、” If you are late, please contact us. ” をそのまま日本語に翻訳すると

「もし遅れる場合は連絡してください」

となりますので「連絡をくれれば大丈夫」という意味がスッポリ抜けてしまっています。

元々言いたかったのは「連絡くれれば問題ない」という部分だったので、大丈夫という表現を使わずに「問題ない」に日本語を置き替えてみましょう。

→の英文がグーグル翻訳の翻訳結果です。

【例文】
遅れる場合は連絡すれば問題ありません。
→ If you are late, please contact us and there is no problem.

これで元々言いたかったニュアンスになりました。

よって日本語でよく曖昧に使われる「大丈夫」や「平気」という言葉は使わないで、ハッキリと適切な表現に言い換えましょう。

丁寧語は不要

丁寧語は意味がないのでやめる

英語には日本語の丁寧語にあたるような言葉が無いので、グーグル翻訳に入れる日本語は丁寧語はやめましょう。

フォーマルな表現はもちろん英語にもあるのですが、日本語の丁寧語とリンクしていないことが多いので丁寧な表現についてはグーグル翻訳に期待しない方がいいです。

次に挙げる例文のように、「①丁寧な文章」と「②丁寧ではない通常の文章」をそれぞれグーグル翻訳に入れても、どちらも同じ英語に翻訳されます。

①丁寧な文章
→ グーグル翻訳の英訳結果
②丁寧ではない文章
→ グーグル翻訳の英訳結果

【例文1】
①私から連絡させていただきます。
→ I will contact you.

②私から連絡します。
→ I will contact you.

【例文2】
①私も一緒に行かせてもらいますのでどうかご心配なさらずに。
→ I will go with you so don’t worry

②私も一緒に行きますので心配しないでください。
→ I’ll go with you so don’t worry

依頼するときは「丁寧語での質問風」にせず、ズバッと依頼する

日本語でよく使われる丁寧語をグーグル翻訳に入れてしまうと、本来の意図とずれてくることがあります。

とくに相手に何か依頼しにくい事を頼む場合、このような表現を使いませんか?

【例文】
「状況についてはメールで回答してもらっていいですか?

これをグーグル翻訳に入れると、

“Can you email me about the situation ? “

と翻訳されます。

日本語的にはメールで(電話や口頭ではなく)」回答が欲しいという連絡を丁寧に「してもらっていいですか」とお願いしているのですが、このままグーグル翻訳に入れると、

「状況について私にメールをくれませんか?」

と単純にメールを要求する意味の英文になります。

メールで回答が欲しい」という意味にしたいのですが「~もらっていいですか?」という丁寧な文のせいで、本来の要求の意図がぼやけてしまっているのです。

よって丁寧語の質問をやめましょう。

日本語で要求の文章を入れるとグーグル翻訳も意図した翻訳にしてくれます。

ズバッと要求しましょう。

【例文】
「状況についてはメールで回答してください」

これをグーグル翻訳に入れると、

→ Please reply by email about the situation

「してもらっていいですか?」を「してください」に変えたことで ” reply by email ” というように「メールで回答が欲しい」ことを意図した表現になりました。

グーグル翻訳に入れる日本語には丁寧語をやめましょう。

余計な言葉を削除する

余計な言葉が入っていると翻訳ソフトがそれを無理矢理に翻訳しようとするので、翻訳したい内容とずれてしまう可能性が高くなります。

余計な言葉、表現は極力避けましょう。

実際に使ってしまいがちな表現について挙げます。

意味の無い「普通に」は使わない

これも日本語的にはよく使ってしまう「普通に」という言葉なのですが、英語にするにあたって必要ない言葉になります。

最近よく聞きますよね。

「普通においしい」、「普通に難しい」などです。

これも「普通に」→ ” usually ” と翻訳してしまうと変な英文になってしまいます。

【例文】
コストの高い材料をたくさん使えば普通に高い設備になってしまいます。
→ If you use a lot of expensive materials, the equipment will usually be expensive.

無い方が意味が伝わるので必要のない「普通に」は使わないようにしましょう。

「~の方」は不要

よく丁寧に言おうとして「~の方」と言ってしまうことがありますが、これも不要ですので気をつけましょう。

例えば下記のような言い回しを使っていませんか?

【例文】
不明点があったら私の方へ連絡ください。
それでは仕様の詳細の方について説明します。
設備の不具合はワーク投入部で発生しており、搬送部分の方は問題ありません。

クセになっている場合もあると思いますので注意しましょう。

最近のグーグル翻訳は優秀なので「~の方」を ” in the direction of ~ ” のように翻訳することはありませんが、似たような無駄な表現、不要な表現の日本語は削除しましょう。

他にも「なんとなく使っている」こんな表現

それで、そんなわけで、と言ったように、、のように「なんとなく使っている言葉」は他にもあります。

「Aです」と言えばいいところで丁寧に言おうとして「Aになります」と言ってしまうこともありますよね。

慣れるまでは自分で無意識に使ってしまっていて気が付かないこともあります。

翻訳した時に意識的に違う日本語でわかり易くできないか、無駄な言葉を使っていないか、改めて気にかけてみましょう。

翻訳した英文を再度日本語に翻訳して自然な文章になるか確認する

グーグル翻訳で便利な機能なのですが、翻訳した結果をさらにグーグル翻訳で戻して確認することができます。

こちらの画面は左側に日本語を自分で入力した状態で、右側に英語が翻訳されています。

日本語を入力した状態で真ん中の「⇆」をクリック

この状態で真ん中にある「⇆」をクリックすると、瞬時に左右の言語を切り替えることができます。

先ほどの画面で右側の英訳結果に表示されていた英文が左側の画面に表示されています。

この文章をグーグル翻訳で日本語に和訳した文章が右側に翻訳結果として表示されました。

この右側に表示された日本語への翻訳結果が自然かどうかを確認することによって「英語が適切かどうか」の確認ができます。

翻訳された英語を自分で編集してみる

上記の「日本語→英語→日本語」を繰り返して確認しながら、気になる単語や表現を自分で修正してみましょう。

例えばグーグル翻訳の翻訳結果において主語が ” I ” になっていましたが、会社としての主張にしたいので “I→ We ” にして説得力を増したりする事もできます。

グーグル翻訳の結果を自分でブラッシュアップするコツを実際にやってみましょう。

【例文】
「見積もりについて回答します」

この文章をそのままグーグル翻訳に入れると、
” I will answer about the quotation. “
と翻訳されます。

会社としての回答なので ” I→We “ 、見積書のquotationという単語ですが今回の場合、初回の「ざっくり見積もり」なので ” quotation → estimate ” に変更します(※)。

We will answer about the estimate. “

このように自分の意図にあった表現に編集しましょう。

※ 参考)「見積もり」の英語表現についてこちらの記事で詳細を説明しています。
→ 過去ブログ記事 「ビジネス英語 契約条件に関する表現まとめ」

このように翻訳した文章を自分の意図したい内容に沿って編集して自分の英語力を高めましょう。



以上、グーグル翻訳をうまく使う方法について6つのポイントにまとめて解説してみました。

「グーグル翻訳+自分の初級英語力」でもおおよその事は乗り越えられるはずです。

英語メールの作成、読解でグーグル翻訳を使うことが多いと思いますが、メールは作成に時間が掛けられるので、これらの作業をしながら自分の英語力向上も図れます。

グーグル翻訳に何も考えずに日本語をぶっ込むのではなく、なるべくうまく使うことによって最大限に効果を発揮し、自分のものにしてしまいましょう。

こちらのブログ記事「【初級者向け】英語でビジネスメール これだけでOK 例文付き」では、英語初級者でも上手にビジネスメールを書くためのコツを例文付きで説明しています
今回の記事と合わせて確認しておけばバッチリです。

コメント