「条件」のビジネス英語使い分け【初級者は場面別に3つの単語で乗り切ろう】

「条件」のビジネス英語使い分け【初級者は場面別に3つの単語で乗り切ろう】 エンジニアの英語学習
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当ブログ記事ではビジネス英語やエンジニアリングで頻出する「条件」という言葉について、英語初級者を想定してよく使う3つの単語を覚えると乗りきれることについて書いています。

「条件」のビジネス英語使い分け

日本語で「条件」という言葉は多くの意味を持っていて日本語特有の”あいまいさ”が象徴されている言葉とも言えます。

一方で英語はシチュエーションや意味それぞれに適した英単語が存在します。

とくに「条件」という日本語の単語にかなり多くのニュアンスや場面があるので、すべて覚えようとすると初級者は大変です。

初級者は場面別に3つの単語を覚えて乗り切ろう

そこで当ブログ記事では「英語初級者が3つの単語を覚えて場面別に使い分けることによって乗り切る」ことを目標にまとめてみました。

3つともビジネスシーンやエンジニアリングで使う視点もあわせて紹介しますのでぜひ参考に。

ざっくりまとめです。

  • 「条件」という言葉は多くの意味があるので初級者はまず場面を絞った方がよい
  • 機械や物、人の状況、状態を表わすなら“condition”
  • 応募や権利、手続きに必要な条件・要件なら“requirements”
  • 契約に関する条件なら“terms”

    まずはcondition、requirements、termsのニュアンスを覚えて使い分けましょう。

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→ 隙間時間を英語勉強に有効活用【ビジネスマンやエンジニアにおすすめスタディサプリ】

こちらはエンジニアがよく使う英語フレーズ、場面を例文付きでまとめています。
→ エンジニアの覚えておきたい英語表現

機械や物、人の状況、状態を表わす“condition”

“condition” は物や人の特定の状況、状態を表します。

少し硬い印象なのでビジネスやエンジニアリングに適しています。

ただし日本語的な「コンディション」のニュアンスと若干異なるので注意しましょう。

日本語の会話で「コンディション」というと「体調や調子」のイメージがありますよね。

いっぽうで英語の “condition” は日常会話で体調にはあまり使わないので気をつけましょう(医療的な印象が強く、医師との会話など丁寧に聞きたい時はOK)。

設備機械や製品生産に関する条件について エンジニア向け

エンジニアは設備や機械、製品や生産に関する「条件」という言葉を使う頻度が多いと思います。

このエンジニアリング的な意味の「条件」の多くは”condition” でOKです。

特に生産する製品のでき栄え状態をイメージすると使いやすいと思います。

【例文】
The performance of the soldering process is affected by the soldering conditions of time and temperature.
半田工程の出来栄えは時間や温度の半田条件に影響を受ける。

There are several condition we have to meet to resolve the problem.
問題を解決するためには いくつかの条件を満たす必要があります。

I cannot meet the passing conditions for this examinatin.
この試験の合格条件を満たせません。

この場合の “meet” ですが、「会う」ではなくて「満たす」と翻訳します。

今回紹介する3つの単語 “conditions”、”requirements”、”terms”と一緒に使われることが多いので覚えておきましょう。

設定値や入力値は”setting value” や “parameter”の方がよい

生産設備の自動機や機械の入力値、設定値の場合は “setting value” 、コンピュータの入力値の場合は “parameter” の方がピタっとする表現となります。

特に変動する意味合いが強い場合はパラメータの方がシックリきます。

Please show the setting value table of the equipment.
設備の設定値表を見せてください。

応募や権利、手続きに必要な条件・要件なら“requirements”

“requirements” は応募や権利、手続きに必要な前提条件・要件を表します。

比較的フォーマルな印象なのでビジネス英語としてよく使います。

複数形で表記していますが、いくつか条件があることが多いので複数形で書いています。

単数で “requirement” と使う時もあります。

特に就職求人や採用、転職などの場面で頻出するのがこの “requirements” です。

求人の場合など「要件」と翻訳した方がしっくりくる場合もあります。

元々の動詞が”require”という単語で「~を必要とする」、「~を求める」という意味なので、それが名詞になっていると覚えておくとイメージしやすいです。

【例文】
The requirement to start production is that the inspection results of firefighting devices are complete.
生産を開始する条件は消防設備の点検結果が揃っていることです。

You need to meet all of the requirements not only TOEIC to apply for this job offer.
この求人に応募するにはTOEICだけでなくすべての要件を満たす必要があります。

契約に関する条件なら“terms”

“terms” は契約の時に使う条件という意味があります。

もちろん「契約」に使うのでビジネス英語として使うことができます。

契約条件に関する英語表現についてはこちらのブログ記事にまとめました。

契約書に書かれる箇条書きの項目のようなイメージなので、複数として “terms” と表現することが一般的です。

【例文】
The cost terms of the customer were very strict.
客先のコスト条件が非常に厳しかった。

Details on the terms of the transaction price are given in this document.
取引価格の条件について詳細はこの書類に書かれています。

まとめ 初級者は場面別に3つの単語を使い分けて乗り切ろう

それではまとめです。

  • 「条件」という言葉は多くの意味があるので初級者はまず場面を絞った方がよい
  • 機械や物、人の状況、状態を表わすなら“condition”
  • 応募や権利、手続きに必要な条件・要件なら“requirements”
  • 契約に関する条件なら“terms”

まずはcondition、requirements、termsを覚えて場面によって使い分けましょう。

余裕があったら他の意味や場面に関する条件の表現を追加して覚えていくと効率的です。

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こちらはエンジニアがよく使う英語フレーズ、場面を例文付きでまとめています。
→ エンジニアの覚えておきたい英語表現

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