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第二種電気工事士 筆記試験対策【必要なこと総まとめ】

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第二種電気工事士 筆記試験対策【必要なこと総まとめ】 電気工事士
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当ブログ記事では第二種電気工事士の筆記試験にむけて必要なこと、知っておくべき事について網羅してまとめています。

第二種電気工事士 筆記試験対策【必要なこと総まとめ】

第二種電気工事士を受験しようと決めたけど何から始めたらいいのかな?
筆記試験に向けて何を対策したらいいだろうか?

第二種電気工事士を目指そうと決めて「まずは筆記試験の対策をしよう」と思ったときに、実際に何から手を付けたらいいか迷っている人も多いのではないでしょうか。

当まとめ記事は筆記試験の受験において知っておくべきこと、必要なこと、するべき対策について網羅しています。

特に独学の人は情報が少ないので何から始めればいいのかわからない人が多いと思います。

当ブログ記事を眺めながら自分にとって必要なこと、さらに詳細を知りたい部分を重点的に読んで筆記試験の受験対策を進めてください。

それぞれの詳細については各ブログ記事にリンクで行けるようになっています。

最後に「ギリギリの人」のための内容もあるので参考にして乗り切ってください。

筆記試験対策 おすすめ参考書

筆記試験対策の参考書についてはこちらのブログ記事でおすすめを紹介しています。
→ 「第二種電気工事士おすすめ参考書」

定番の参考書からわかりやすいものまで、求めるタイプ別によって選べるようにしてみました。

通信教育を検討した方がいいのはどんな人か?

このような状況に当てはまる人は通信教育の検討がおすすめです。

  • できるだけ最短でストレート合格したい
  • 忙しくて時間の確保が難しいので最高効率で合格したい
  • 自分ひとりで続けられるか不安
  • 参考書の独学ではペース配分が心配
  • 独学でチャレンジしたが合格できなかった
  • 仕事や学校の関係で次回の試験でどうしても合格する必要がある
  • あえてお金を使うことで資格取得を自分にコミットしたい
  • 会社や学校で費用負担されるので費用が気にならない

通信教育の値段はピンキリなのですが3万~6万くらいのものが主流です。

値段に対して、教材や講義内容とボリュームといった講座の充実度が比例するので、費用に余裕があるなら ユーキャンあるいは翔泳社アカデミーがおすすめです。

こちらのブログ記事でおすすめの通信教育講座について比較しています。
→「第二種電気工事士おすすめ通信教育講座」

筆記試験が免除になる条件

特定の課程を修了していたり規定の資格を持っていると筆記試験が免除される場合があります。

前回の筆記試験に合格→技能試験で不合格になってしまった人も今回の筆記試験は免除されます。(再度技能試験が不合格だったら、次回は筆記試験の受験が必要になります)

工業高校や工専の卒業生の場合、特に電気系の出身なら可能性が高いので自分の出身校が筆記試験の免除対象かどうか確認してみましょう。

こちらのブログ記事に詳しくまとめています。

電気工事士試験の受験資格

第二種電気工事士の試験において必要となる受験資格はありません。

出身学校などの学歴や年齢、実務経験を問わず誰でも受験可能です。

試験合格後の免状交付(免許を発行してもらう)にも条件は無いので試験に合格すれば第二種電気工事士免状の取得が可能です。

第一種電気工事士は免状交付に実務経験が必要

第一種電気工事士の資格試験も第二種と同じく受験資格はありません。

しかし免状交付に5年以上の実務経験が必要となります。

実務経験が5年に満たない人で第二種に合格後さらに第一種電気工事士の受験を考えている人は頭に入れておき、受験計画を立てて進めましょう。

筆記試験の出題数と試験時間、合格基準は何点か?

筆記試験は4択のマークシート方式で試験時間は120分です。

当てずっぽう(カン)で解答しても25%の確率で当たります。

選択肢を消去法で絞れば確率が飛躍的に上がるので、わからない問題でもあきらめずに “最も正解の確率が高いもの” を選ぶことが重要です。

出題数は全部で50問 時間配分に注意しよう

筆記試験は全部で50問出題、試験時間は120分です。

単純に試験時間の120分を50問で割ると、1問あたり2分24秒を掛けられる目安となります。

暗記して解答できる問題は20秒程度で解答すれば2分程度余裕を稼ぐことができます。

それらを積み重ねて計算問題でなるべく時間を使えるようにしましょう。

問題の種類は大きく2種類に分かれおり、それぞれの出題数の目安がこちらです。

問題の種類出題数の目安
一般問題 30問程度
配線図問題20問程度

一般問題は計算問題が5~10問、知識を問う問題が20~25問出題されます。

配線図問題は配線図の知識に関する出題が10問、写真による材料や部品選定の問題が10問です。

筆記試験の合格点は? 合格基準は”原則60%以上の得点”

筆記試験の合格基準は “原則60%以上の得点” です

全部で50問の出題なので合格点を取るには30問正解する必要があります。

過去問を練習するときは30問という合格点を意識して練習しましょう。

筆記試験の合格に必要な勉強時間はどれくらいか

筆記試験の合格にはどれくらいの勉強時間が必要かこちらのブログ記事で書いています。
→「合格までの勉強時間は合計で何時間必要か?」

おおよそ40時間前後、電気初学者や文系の人で80時間前後を見積もっておきましょう。

受験申し込みに掛かる費用 “受験手数料9300円”

受験申し込みには受験手数料として9,300円が必要になります(ネット申し込み)。
書面での申し込みになると9,600円となります。

申し込み前にWebサイト 一般財団法人 電気技術者受験センター で確認してください。

受験手数料以外についても参考書や技能試験に使う工具、練習材料の購入にも費用が掛かりますので、こちらのブログ記事に詳しくまとめました。
→「第二種電気工事士の資格取得の費用は総額いくらか?」

学習計画と時間の確保

参考書を購入したら届くまでの間に「自分の受験生活」について考えます。

自分の生活の中からどの程度の時間を受験勉強に振り分けることができるかについて考えましょう。

しばらくはテレビを見たりSNSやネットサーフィンをする時間を減らす必要があるかもしれません。

社会人なら平日の残業を減らすことができれば勉強時間に充てられます。

一方で無理すると継続できないので、この辺りも考慮して「自分に適した計画」を練る必要があります。

時間の確保についてはこちらのブログ記事も参考に。
→「社会人が勉強時間を平日でも2時間確保する方法3選」

見通しがわかればやる気が継続できる

漠然と受験しようと決めて勉強を開始してもなかなか継続することが難しいです。

ゴールが見えないとやる気を維持できないんですよね。

そこでまず購入した参考書、教科書を眺めながら勉強がどこまで、どの程度必要かざっくり掴みます。

「1日でテキスト5ページ進める」
「3日に一回、過去問を1年分チャレンジする」
といった感じです。

そして自分の生活時間の中から受験勉強に割り当てる時間を確保するために「時間の棚卸」をしましょう。

すると半年計画なのか1年計画なのか、おおよその検討がついてきます。

もしもピンとこなければ勉強開始して1週間~1か月の進捗状況と自分のペースをみてから判断してもOKです。

その期間での進捗と残りのボリュームを見てみると必要となる期間が見えてきます。

継続の秘訣は計画の明確化、ゴールと経過の見える化です。

学習に使うノートの最初のページに計画を書いて毎日眺めるのがおすすめです。

筆記試験の勉強方法 とにかく過去問をやりまくる

筆記試験の勉強方法は初学者や文系の人と理系の人で少々アプローチが異なります。

電気の初学者や文系の人はまずテキストの順序に沿って勉強しよう

初学者や文系の人は簡単なテキストを選んでテキストの順に沿って勉強しましょう。

こちらがおすすめです。


簡単に感じるところはペースを早めに、計算など難しい分野はじっくりと時間をかけて解き方についての理解を深めましょう。

「電気に対して免疫ができてきたかな」と感じたら、過去問にチャレンジしてみましょう(解けなくても気にしないでOKです)。

過去問でわからないところを参考書で調べながら勉強できるようになってくれば、実力がついてきている証拠です。

あとは「過去問を解く→参考書で調べて勉強」のループを回していきます。

電気初学者や文系の人で参考書だと不安な人は通信教育も検討しましょう。
→「第二種電気工事士おすすめ通信教育講座」

理系の人はいきなり過去問でもOK

理系の人はいきなり過去問を解いてもOKです(わからなくても気にしないで大丈夫です)。

もちろん初めて見る記号や計算もあるので最初は解けなくても気にする必要はありません。

どのような問題が出題されているかの把握に努めます。

記号や配線図など暗記が必要なものが多いので、それらの知識が補充されてくると自然と過去問が解けるようになってきます。

あとは「過去問を解く→参考書で調べて勉強」のループを回していきます。

過去問に何度も出題される問題はとくに重要

過去問を何年分か解いていると、
「この問題、他の年にも出題されてたな」
「以前に似たような問題が出題されてたな」
と思うことがあります。

そのような問題や分野は “重要だから複数回出題されている” と言えます。

見覚えのある問題に出会ったらその問題と似ている問題はもちろん、周辺の分野も勉強しておきましょう。

筆記試験直前ギリギリ「もう時間が無い」という人は

もう試験直前で計画なんて立てるヒマがない!

このような場合は、次に紹介するような対策で短期集中するしかありません。

今では割と試験までに時間がある人にとって、「何からすべきか」という着眼点でまとめてきました。

「とりあえず第二種電気工事士の筆記試験を受験することに決めたたけど、もう時間がない、ヤバい!!」

という想定で何をすればいいかについて書きます。

計画を立てている時間なんて無い→2冊の参考書を買ってトコトンやり込む

例えば「受験しよう」と決めてから残り2週間しかない状況とします。

そんな状況下で、
「どれくらい受験勉強に時間を掛けられるかな」
「自分のペースから計画を立ててみよう」
なんて悠長なことは言ってられません(そんなスタンスではいけません)。

もう許す限りの時間は勉強、参考書の重点項目を信じて丸暗記学習するのみです。

学生なら部活もサークルも休みましょう。
社会人も可能な限界ギリギリ日数で有給休暇を申請しましょう笑。

やるべき参考書はテキスト1冊、できればさらに過去問1冊です。

それ以上は要点が分散してしまう、記憶の定着も遅れるのでNGです。

すでに参考書を購入済の人は新しく購入せずにそれを信じてやりましょう。

まだ参考書も購入していない場合、悩んでいるヒマがもったいないのでこちらの2冊を即購入してやり込みましょう。


過去問は3年以内、可能であれば5年以内を重点的に繰り返します。(さらに過去問を遡って守備範囲を広げるのではなく、なるべく近年の問題を繰り返して記憶の定着を重視します)

テキストを最初から進める時間が無いので、
「過去問をやってわからないところを調べる」
「解けそうな過去問を覚える」
という勉強をしましょう。

参考書に書かれている「出題傾向が多い」、「ここが重要」という表記を信じて、そこを重点的に学習して覚えましょう。

そういった問題を丸暗記するレベルです。

理解は後からついてきます。

同じ原理原則の問題が出題された想定で、出題の数値や記号が変わった場合に解答がどう変わるか、まで把握しておきましょう。

脳ミソにひたすら詰め込もう

もう学生の定期試験対策と同じです。

試験に向けてひたすら記憶に叩き込みます。

とにかく近年の過去問を解きまくる、参考書で重要とされる問題を解きまくることで、自分の脳の「中期記憶領域」にぶっ込みましょう。

重要な問題の解答5~10問程度は参考書に付箋をつけて、試験日の電車移動、試験直前の机の上でも眺めて、自分の脳の「短期記憶領域」にぶっ込みましょう。

時間が無い!!に対応するには「最高レベルの集中力」と「ギリギリまでの悪あがき」あるのみです。

学習曲線は2字曲線のように上がります。

最後の上昇曲線の急上昇が試験当日の開始時刻に間に合うことを信じてひたすら詰め込んでください。

たとえ失敗したとしても、この最後の頑張りは次回の受験に向けて素晴らしいスタートになるはずです。

試験前に詰め込んだ内容について、試験後にテキストで原理原則を学習すると理解が深まり、長期記憶に落とし込むことができます。

たとえ今回は叶わなくても、次回の合格に対して絶対に有効です。
最後まで頑張る経験をしておき、その感覚を体で覚えておきましょう。

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