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技術士一次試験の学習範囲と重点分野は過去問で狙いを定めよう

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一次試験の学習範囲 技術士
一次試験の学習範囲
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一次試験の学習範囲ってどこまで勉強すればいいの?
重点的に学習した方が有利になる分野ってあるの?

当ブログ記事ではそんな疑問に答えます。

技術士一次試験の学習範囲と重点分野は過去問で狙いを定めよう

一次試験の範囲が広すぎてどこまで勉強したらいいかわからない

技術士の受験を決めて勉強を開始するとします。

しかし、いきなり大学時代の教科書を最初のページから勉強しても効率が悪いと思いませんか?

範囲が広すぎて一体どの教科書を、どこまで勉強すればいいかもわかりません。

「学び直しが目的だから教科書を最初から最後まで勉強する」

と考えても「技術士試験の合格」という目標とずれてしまい、非常に遠回りになってしまいます。

そこで重要なのが「過去問を分析することによって勉強範囲と重点分野を把握する」ことです。

過去問分析の重要性

過去問が重要であることは何となく皆さんも理解していると思います。

でも何も考えずに過去問を解きまくっても知識が体系化しないので、これもまた遠回りです。

私が技術士一次試験の勉強に取り掛かる際にまず最初に始めたのが、過去問の出題傾向の分析でした。

どの分野がどの程度出題されているか?

それを勉強する前に把握することでどこにウェイトを置くべきか見極めるのです。

貴重な時間を有効に使うために学習範囲と重点分野の狙いを定める

仕事などで時間が無い中で試験対策をするには「試験に出題されない分野」を勉強している暇はありません。

効率よく最短ルートで合格するには出題の範囲を勉強して、なおかつ出題が多い分野を重点的に理解を深めて高得点を狙うことが重要です。

そのために過去問を分析して、学習範囲と重点分野の狙いを定めることが重要です。

最短で合格するための考え方についてはこちらのブログ記事を参考にしてください。
→ 最短で技術士になるには何から始めればいいのか

実際の過去問分析結果を紹介

今回は実際に技術士一次試験の過去問を分析してみます。

私は機械部門を受験し合格したのですが、試験対策として機械部門の過去の出題分野について分析した内容をノートから抜粋してみました。

時期的にはだいぶ古くなっていること、および部門が違っていても考え方やアプローチの方法は同じです。

自分の受験する技術部門に当てはめて実際に考えてみてください。

機械部門の過去問を見ると、出題分野はおおよそ下記に分類されていることがわかります。

  • 材料力学
  • 熱力学
  • 機械力学
  • 制御工学
  • 流体力学
  • その他、機械設計関連(平成22年以降は無し)

続いて具体的に平成24年の機械部門、一次試験の過去問の分析(分野別の出題数)をしてみた結果がこちらです。

  • 材料力学 10問
  • 熱力学  7問
  • 機械力学 6問
  • 制御工学 6問
  • 流体力学 6問

出題は全部で35問ありますが、この中から好きな問題を25問選んで回答します。

平成25年は材料力学が10問と突出して多いのがわかります。

つまり材料力学が得意な人、もしくは重点的に勉強した人にとって有利になることがわかります。

過去問の傾向を見ることで勉強すべき重点分野が見えてくる

そして同じ分析を年を遡って見てみます。

すると平成23年も同じ傾向であることがわかりました。

それでは平成21年から平成24年までの出題数をまとめてみます。

平成24年平成23年平成22年平成21年
材料力学101066
熱力学7766
機械力学6676
制御工学6676
流体力学6687
機械設計0014

この結果から平成24年、23年と材料力学が10問と多いことがわかりますね。

このように分析すると、分野別や年代による傾向が見えてくると思います。

“過去問で出題が頻出する”という事は”技術士として理解が必要な分野”である

私は上記の分析結果から材料力学を重点的に勉強し、一発合格することができました。

これは言い換えてみると、この年代の技術士一次試験において、
材料力学の出題が多い
→技術士機械部門において材料力学の理解が重要である

ということを意味しています。

機械部門でない人も自部門の過去問の出題分野別に分析してみると、自部門の技術士として強く求められている学習分野が見えてきます。

自分で過去問を見ながら分類してみると、問題内容も把握、実感できるので是非分析してみてください。

もちろん参考書にてこのような分析が乗っているものも多いので、このような視点で参考書を選ぶとよいでしょう。

各分野について同じ分析をして学習範囲を見極める

年度別に出題傾向と重点分野を分析したら、今度はさらにそれを各分野別に実施します。

すると分野ごとに 「どこまで学習すればいいか」つまり学習範囲が見えてきます。

各分野別についても分析していますので、その分析手法を下記の記事にて公開します。

分析してから学習計画を立て、着実に学習することで、最短の労力と期間で一発合格を目指しましょう。

一次試験におすすめの参考書が知りたい人へ

ここまで過去問を分析して学習範囲を見極める、そして重点分野に狙いを定めることについて説明してきました。

一方で、

受験生
受験生

「自分で細かく分析しているヒマなんて無いよ」
「手っ取り早く分析結果だけ知りたい」

という人も多いと思います。

そんな人は手っ取り早く参考書を購入して勉強した方がいいです。

参考書に頼るにしても今回紹介した「考え方」についてはしっかり認識しておきましょう。

参考書だけでなく”教科書”も重要

また既に試験勉強を始めているものの、下記で悩んでいませんか?

何を重点的に学習すればいいかわからない
過去問を解いているが解答があっているかわからない
過去問の解説が欲しい
使っている教科書を読んでも理解できない

これらに心当たりのある人はもしかして、学校で購入した教科書だけで勉強していませんか?

あるいは適当な参考書を購入してそれを頼ってしまっていませんか?

学校の教科書って小難しく書いてあるものが多いですよね。

説明の図や絵などがほとんどなく、字も詰まっていてわかりにくい。。

使用している参考書の著者は信頼できる人なのでしょうか。

こちらで機械部門のわかり易い参考書や教科書についてレビュー付きでおすすめしているので是非参考にしてください。

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