製造業イノベーション組織や新規事業探索する企業の事例 7選

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製造業におけるイノベーション組織や新規事業探索の活動をしている企業を集めてみました。

新規事業の探索の事例や組織のモデルケースを調べている人のお役に立てればと思います。

製造業イノベーション組織や新規事業を探索する企業

製造業にターゲットを絞ってイノベーション組織や新規事業探索の活動をしている企業を集めてみました。

メーカーの経営企画や開発部門、イノベーション部門の人、また就職や転職活動中でイノベーション部門を目指していて「他社はどのように新規事業の探索をしているのか」という疑問をお持ちの方のお役に立てればと思います。

各企業のイノベーション活動や組織を見ていると、Webエンジニア、AIエンジニアの未来は明るいことがわかります。

製造業のエンジニアはこれらWebとAIとどのように関わっていくかがイノベーションの鍵になっていることでしょう。

それぞれの企業のWebサイトへのリンクもしておいたので、詳細はリンク先の各企業のWebサイトを確認してください。

トヨタ自動車のイノベーション活動と組織

日本が誇る世界のトヨタも主力の「自動車」にて利益の確保、拡大をしながらも、未来の人々の生活を見据えて自動車からすべてのモビリティを見据えた企業へのシフトを目指して別組織にて重点的に新規事業の探索活動をしています。

まとめていたら活動内容が多くブログ記事が非常に長くなってしまいましたので、こちらのブログ記事に別途まとめましたので参考にしてください。

近未来の街づくりプロジェクトはWebエンジニア、AIエンジニアだけでなく製造業(ハード系)のエンジニアも必見です(求人もあります。2021年2月時点)。

→ トヨタ自動車のイノベーション活動と組織【新規事業探索 企業の事例】

富士フィルムのオープンイノベーション拠点 Open Innovation Hub

かつて写真がデジタル化された時代に「破壊的イノベーション」の被害者として語られることが多かったのですが、いまや富士フィルムはイノベーションを先導する会社として有名です。

写真やフィルムの技術に始まり、製膜、薄膜など高機能材料分野、ヘルスケア、バイオ、グラフィックから関連するシステム開発まで、研究開発分野は非常に多岐にわたっています。

そんな富士フィルムのオープンイノベーション活動の拠点が「Open Innovation Hub」です。

東京(赤坂)、アメリカ(シリコンバレー)、ヨーロッパ(オランダ)の3拠点があり、「共創」を掲げてグローバルにオープンイノベーションを展開しています。

→ 富士フィルム Open Innovation Hub Webサイト

AGC株式会社(旧アサヒガラス)の両利き経営

AGCは素材メーカーなのですが、その基礎技術を応用して新規事業への展開を図るために、既存事業と分離させた新規事業探索の組織を創設しています。

書籍「両利きの組織をつくる」でも紹介されていますが、既存事業をしっかり深堀し利益確保しながら新規事業の探索を行っており、素材メーカーのイノベーション展開として非常に参考になる企業です。

→ AGC 公式Web サイトへ  

オムロンの近未来デザイン オムロン・サイニック・エックス

(株)オムロン・サイニック・エックスという名前でオムロンの子会社として、2018年に東京(本郷)に設立されています。

本郷というと学業の街といった印象がありますように、大学など研究機関からのメンバーとオムロンからの様々な分野のメンバーによってオープンなプロジェクトチームを組成しています。

オムロンにおけるオープンイノベーションによる「近未来デザイン」を創出するための企業出島組織です。

子会社化することによって、より本体と分離独立したオープンイノベーションの側面が強く出ています。

Webサイトを見ていると創業者の「未来の社会を予測する必要性」を重要視した考えがしっかりと企業文化として残っていることを感じます。

→ オムロン サイニックエックス Web サイト

SONY ソニーのイノベーション

ソニーと言えば日本のイノベーション活動を代表する企業ですね。

昔からウォークマンやプレイステーション、Vaioシリーズのパソコン、Aibo(覚えてます?)などなど、日本を代表するイノベーション製品を世の中に生み出してきました。

そんな新規事業を見つける事に長けているイノベーション企業であるソニーの新規事業の探索活動はどのようなアプローチなのでしょうか?

ソニー スタートアップアクセラレーションプログラム

「Sony Startup Acceleration Program(ソニー スタートアップアクセラレーションプログラム)」と名付けられたスタートアップ創出と新規事業を支援するプログラムです。

ソニーが得意としている企業内起業について、新規事業の立ち上げから拡大までサポートするベンチャー創出プログラムです。

ナント毎月無料でオンライン説明会が開催されています(2021年2月現在)。

対象は「新規事業開発担当者向け」となっており、下記の「Sony Startup Acceleration Program」のWebサイトから申し込みできるので是非参加してみてください。

ソニーのスタートアップに触れる非常に良い機会と思います(しかも無料です)。
→ ソニー「Sony Startup Acceleration Program」Webサイト

また東京(品川)にあるソニー本社には「Creative Lounge(クリエイティブラウンジ)」と呼ばれるオープンな開発の場が作られています。

このCreative Loungeは「共創」をコンセプトとして、3Dプリンタや電動工具が準備されており、発想したアイデアを試作したり、開発やアイデアに興味のある人材が交流できる場となっています。

ソニー イノベーションファンド

こちらはソニーが運営するベンチャー投資ファンドです。

単純にベンチャー企業に投資するというよりも、ソニーの持っている技術やテクノロジー、ネットワークを提供し、ソニー本体とWin-Winの関係を目指しているファンドとなっているようです。

こちらはソニーイノベーションファンドの考え方です。

私たちの使命は、スタートアップにソニーと私たちの世界的なネットワークへのアクセスを提供し、スタートアップが成長し、共通の成功に向けてスタートアップと協力するのを助けるようにアドバイスすることです。

引用元; ソニーイノベーションファンドWebサイトより

ソニー AI研究プロジェクト AI Initiative(AI イニシアチブ)

ソニーは未来を見据えてAIに非常に力を入れています。

特にソニーが元々持っているゲーム、イメージング、センシング、ミュージック分野における先行性にマッチさせて研究を進めています。

プロジェクトとしてはAI Initiative(AI イニシアチブ)と名付けられ、Webサイトでも紹介されています。

→ ソニー AI Initiative(AI イニシアチブ) Webサイト

コニカミノルタ Business Innovation Center(BIC)

コニカミノルタはBusiness Innovation Center(BIC)という新規事業探索の部署があります。

既存ビジネス領域以外の分野において、顧客視点から新規ビジネスを探す組織です。
→ コニカミノルタ Webサイト Business Innovation Center(BIC)

コニカと言えば元々はカメラのフィルムの会社です(懐かしいですね)。

ミノルタは複写機のメーカーで、この2つの会社が合併しコニカミノルタとなっています。

私のコニカミノルタのイメージとしてはオフィスにあるような複写機メーカーだったのですが、今回の調査でWebサイトを見て印象がガラっと変わりました。

かなり広い分野で新規事業を仕掛けており、またそれらを事業として軌道に乗せていることがうかがえます。

また大学などの教育機関やベンチャー企業、公的な研究機関なども含めてオープンイノベーションに取り組んでいます。

HONDA Xcelerator(エクセラレーター)によるオープンイノベーション

エクセラレータプログラムというプログラムがあり、協業企業にホンダのスタッフがメンターとなり研究開発や事業化へのスピードアップを図っています。
→ ホンダ エクセラレータプログラム Webサイト

大学や企業、研究機関との連携によるオープンイノベーションを強化する目的のために東京(赤坂)にプロトタイピングをフォローするHondaイノベーションラボTokyoも設置されています。



以上、製造業におけるイノベーション組織や新規事業探索の活動をしている企業を集めて紹介してみました。

各企業のイノベーション活動や組織を見ていると、Webエンジニア、AIエンジニアの未来は非常に明るいことがわかります。

一方で製造業のエンジニアはWeb、AIとしっかりと関わっていくことでイノベーションを起こせるかどうか、生き残れるかどうかに影響すると思います。

当サイトから様々な企業のイノベーション活動に触れてみて、新規事業の探索やイノベーション発想のヒントになればと思います。

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